『アニメプロデューサーの仕事論』/キネ旬総研エンタメ叢書
5人のプロデューサーがこれまでに関わった作品の裏話、苦労話もふんだんに語られています。押井守、富野由悠季、庵野秀明らそうそうたるアニメディレクターとの奮闘記も紹介されているので、プロデューサーに興味がなくてもアニメファンなら読みどころ満載です

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エキレビ!ではライターを名のっておりますが、仕事内容やプロジェクトでの立ち位置によっては「プロデューサー」なんて肩書きを頂戴することもあります。大概は制作進行管理だったり予算管理が仕事内容なのですが、場合によってはプロジェクト全体の方向性を決めたり、制作物に指示を出したりもします。
それって「ディレクター」なんじゃないの?と思う方もいるでしょう。でも「ディレクター」はちゃんと別に必要なのです。クリエイティブに特化した目で制作物をとがらせていく必要があるから。それにイベントならイベントディレクターが、WEBの場合でもWEBディレクターという専門のディレクターにお願いしないと、プロジェクトは前を向いて動いていかないんです。
じゃあ、プロデューサーってなんなのよ?という話になってくる。これ、意外と答えるのは難しい。プロジェクトによっても業界によってもその役割は変わってくると思うのです。
そこで、このほど出版された