ブルーエア



日本で最近、空気清浄機のセールスポイントの主流となっているのが、イオンやオゾンを飛ばして、空気中に浮いている微生物を殺すという機能。一方、アメリカ、ドイツ、フランス、スペイン、中国、シンガポール、フィリピンの各国で、空気清浄機を選ぶ際にもっとも重要視されるのは、空気の浄化スピードだ。日本の建築基準法には換気規定があり、1時間ごとに部屋の半分以上の空気が入れ替わるように部屋を設計することが義務付けられている。どんなに部屋を閉め切っているつもりでも、室外の空気がどんどん入ってくるのだ。外から流れ込む空気の量を上回る浄化キャパシティーがなければ、実は室内の空気は屋外のそれとあまり変わらないという悲しい結果になりうる。

空気浄化スピードの数値の一例が、米国家電製品協会(AHAM)が定める「CADR(Clean Air Delivery Rate)」、つまり「クリーンエア供給率」だ。同協会の基準で第1位に輝いたのが、空気清浄機の専業メーカーとしてスウェーデンで1996年に設立されたブルーエア社の製品だ。

スピードの次に重要なのが、機内に吸入した空気をろ過する機能、つまりフィルターの品質だ。ブルーエア社が独自に開発したHEPASilent(R) フィルターは0.1ミクロンの粒子を捕獲する能力を持ちながら、ハイスピード清浄機能も妥協しないという自信作。たとえば、人間が身につける医療用N95規格のマスクが捕獲できる最小の粒子は、ウイルスを含んで気道から飛散する飛沫のサイズである0.3ミクロンだ。

これほど高度な技術を採用しているだけに、値段も本格的。最もコンパクトなB-270EK110PAWは、推奨床面積12畳タイプで5万4600円。専用のダストフィルターB-F200300PAは6300円。フィルター掃除ではなく交換するタイプなので、機体のお手入れの際に有害物質をうっかり吸い込む確率を劇的に減らせるのがうれしい。


オンライン直営店 ブルーエア270E 商品情報



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(MIYUKI KOMATSU)

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