20日のタイガース戦でアスレチックスの松井秀喜が500号の本塁打を放った。タイガースの本拠地、コメリカ・パークはホームランの出にくい球場で、本人もここで出るとは予期していなかったようだ(7月21日付サンフランシスコ・クロニクル)。

 タイガースのコメリカ・パークは広くて、投手に有利な球場だといわれている。6月16日以来ホームランを打っていない松井は、メディアからだけでなく、チームメートからも「500号はまだか?」と聞かれる毎日だった。

 20日も、試合前にブライアン・フエンテス投手から「いつ打つんだ?」とからかわれて「ここでは打たないよと応じた」のだが、6回に勝ち越しの価値ある一発が飛び出し、試合後に同投手から「ウソつき」と呼ばれたという。

 右翼ポールを直撃した打球は、一塁線側の観客席に飛び込み、息子と観戦していた父親の手に収まった。アスレチックスの一塁コーチが、松井のサインボールと交換してほしいと交渉したが、断られたという。

 500号が飛び出したが、クラブハウスでのビールかけはなかった。グリーンと黄色のユニフォームを着てまだ4ヶ月の松井は、ひとつの球団で達成した大記録なら別だがといい、こだわりを見せない。ただ、次の遠征先であるニューヨークは、住み慣れた街なので、祝勝会を開くには最適だといって、球場をあとにした。