自販連の暴力団にクルマを売らないようにしたいという声明があるなか、その理由を考えてみました。


クルマを売る側からすればきちんとお金を払ってくだされば、それが議員だろうが医者だろうが、サラリーマンでも自営業でも親のすねかじりでも暴力団でもお客様。セールス氏の個人的な好き嫌いはあるでしょうけれど、お客様に違いはありません。


国の立場からすれば非合法で利益を得ている団体であればなおさら、クルマがらみで納税してくれるのであれば(しかも大排気量の高級車)、歓迎すべきことではないでしょうか?


こう仮定すると、ますます解らなくなります。


そこでレクサスブランド誕生当時のディーラーの声を思い出しました。


その内容は「実はそういった方はベンツ一辺倒と思われがちですが、センチュリーやセルシオの人気も高く、レクサスが日本にできると待ち合わせなどや時間つぶしにショールームをご利用頂くこともあるのです。買っていただけなくても検討していただけるのならありがたいのですが」という話です。


この話を鵜呑みにするわけではないのですが、案外、高級車の販売店は買わないけれど来店するお客に、困っていたのではないでしょうか?


ディーラーはクルマを売るためにある店ですから、冷やかしだけでも来店はありがたいものです。ですが、全く買う気がない方に頻繁に来店されても困りますよね。


もしかしたらメルセデス・ベンツやBMW、ロールスロイスやジャガー、キャデラックも同等なのかもしれませんが、買うつもりが全くない方はなるべく来ないでください、っという話なのかもしれません。


それはそれで、ワタシも困るのですがー。


(佐藤みきお)




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