胡佳氏釈放も警察がみっしり自宅を包囲、事実上の軟禁続く=中国
中国当局に「国家政権転覆扇動罪」を言い渡され、3年半服役していたエイズ感染者支援に取り組む人権活動家・胡佳氏が刑期満了で出所し、自宅に戻った。自宅の周囲は大勢の警官に取り囲まれ、事実上の軟禁状態に置かれている。英BBC(中国語電子版)が伝えた。 胡氏の妻・曾金燕さんは26日早朝、胡氏が帰宅したことをミニブログに書き込んだ。しかし、夫妻が住む北京市通州区の団地の外には、何台もの警察車両が停まり、多くの警察官が包囲しているという。警察は、取材に訪れた記者に対し、撮影を終えたらさっさと立ち去るようにと促し、追い払った。 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部:ニューヨーク)アジア問題研究員のフィリム・カイン氏によると、当局は曾金燕さんに対し、胡氏の「普通の出所」はあり得ないと話していたという。つまり、一家は再び自宅軟禁状態に置かれる模様だ。 現在37歳の胡氏は、エイズやB型肝炎感染者の権利保護を訴える活動家。2007年に国家政権転覆扇動罪の容疑で逮捕され、翌2008年に懲役3年半の有罪判決を受けた。出所後も1年間は政治的権利をはく奪される。 人権保護団体アムネスティ・インターナショナルによると、中国には現在、胡氏のように当局によって「拘留、連行され行方不明、自宅軟禁状態」などの処遇を受けている人権保護活動家が130人前後いると見られる。(編集担当:松本夏穂)
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