写真/中島望(17歳で2勝目を挙げたマテオ・マナセロ)

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世界のゴルフ界は若者の時代――またしても超ヤングが勝利を挙げた。マスターズ翌週、欧州ツアーのメイバンク・マレーシアン・オープンを制したのはイタリアの17歳、マテオ・マナセロ。すでに昨年、マナセロは同ツアーのカステロ・マスターズで史上最年少優勝を挙げており、今回の優勝は2勝目。マレーシアンオープンは18歳の誕生日を2日後に控えての優勝だった。この優勝でマナセロは世界ランク35位まで上昇。ティーンエイジャープロとしては世界一の位置へ付けた。

そのマナセロと優勝争いを繰り広げたのは、マスターズで最終日に大崩れして敗北した北アイルランドのローリー・マキロイ、21歳。マキロイが18番でバーディを取ればプレーオフ突入だったが、マキロイは第2打を大きく右に曲げ、そのチャンスを逃して3位に甘んじた。それでも、オーガスタの最終日に「80」を叩き、「立ち直るには少し時間がかかると思う」と語った翌週の優勝争いは立派。自身も「先週の大敗から早々にカンバックした自分を誇りに思う」と、負けたとはいえ、爽やかな表情だった。

しかし、爽やかではなかったのはマキロイのキャディ。マレーシアのギャラリーが禁止されているにも関わらずマキロイをカメラで撮り続け、キャディは途中でブキ切れそうになっていた。

一方、米ツアーのテキサスオープンはマスターズ明けとあってビッグネームがほとんど皆無の状態だったため、優勝争いは顔と名前が一致しないような無名ばかり。だが、その大半を米国勢が占めたのは欧州勢に押されっぱなしの米国にとっては、うれしい限り。そして優勝したのは米国人の新人ブレンダン・スティール、28歳だった。

米ツアーも欧州ツアーも、活躍するのは10代、20代の若者ばかりになってきた。もはや石川遼の19歳が当たり前のようにさえ感じる昨今。若年化傾向は、今後も一層、拍車がかかりそうな気配だ。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)