「多額の現金が入っていたから」…ATM破壊の少年に検察が無期刑求刑―中国
中国・河北省で銀行のATMを破壊したとされる少年の裁判が行なわれ、検察側は少年に対して「金銭は盗んでいないもののATMには多額の現金が入っていた」として無期懲役を求刑した。中国網が伝えた。
検察側によると、被告である少年は昨年5月、同省内の商業地で北京農村商業銀行などのATM2台をハンマーなどで破壊したという。当時ATMにはあわせて40万元あまりの現金が入っており、検察側は少年は強盗目的でATMを破壊したものの、現金を奪わずに立ち去ったとした。そして、未遂に終わったものの少年の行為は金融機関を狙った強盗であり、その金額の大きさから無期懲役が相当と主張した。
これに対して少年は、検察側が少年が当時18歳であったという報告を「実際は17歳で、父親が早く学校に入れたかったから1年前に生まれたと届け出た」と否定。また、強盗目的との指摘についても「当時嫌なことがあって飲みすぎていたので良く覚えていない。そもそもATMなど使ったこともないし、何なのかも知らなかった」とあわせて否定した。さらに、少年の弁護人は「ATMに入っていた金額で犯罪の軽重を判断するのは不適切」と主張した。
少年の主張のうち、年齢については父親の証言などから嘘であることが判明したという。まだ判決は出ていないようだが、強盗未遂か器物損壊か、さらにはATM内の現金の数量が量刑を判断する根拠となりうるのかの判断がカギとなりそうだ。(編集担当:柳川俊之)
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