今年で幕を閉じるM-1グランプリ。有終の美を飾ったのはM-1の申し子「笑い飯」/12月12日のネタ抽選会&記者会見の模様より

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12月26日、今年で幕を閉じる「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)の決勝戦で、M-1の申し子「笑い飯」(西田幸治・哲夫)が見事2010年の漫才No.1の称号と、優勝賞金 1000万円を手に入れた。2000年の結成以来、9年連続で決勝戦に出場しながらも“無冠”のままラストイヤーまで来た「笑い飯」。優勝が決まった瞬間、西田は「やっとです! やっと(優勝を)とれました」と感無量のコメントで、目頭を熱くした。

1stラウンドで、昨年の満点ネタ「鳥人」の新バージョンともいえる「サンタウロス」で爆笑をかっさらい、「パンクブーブー」(敗者復活戦より)と共に、668点という高得点で最終決戦に進んだ「笑い飯」。ダークホースの「スリムクラブ」(真栄田賢・内間政成)も、審査員や会場の注目を一気に引き寄せる独特のネタを披露し、最終決戦は、「パンクブーブー」「笑い飯」「スリムクラブ」の3組の戦いになった。

それぞれの得意ネタで勝負をぶつけた最終決戦だったが、審査員の最終ジャッジは、「笑い飯」4票、「スリムクラブ」3票と、真っ二つに。ただ、審査員の松本人志も「最後なんでね、笑い飯に優勝してほしかった」というように、多くのファンの思いが伝わったのか、ラストイヤーを飾るにふさわしい「笑い飯」が、“最後の王者”に輝いた。

「カナリア」「ジャルジャル」「スリムクラブ」「銀シャリ」「ピース」といった初登場組と、9年連続9回目の「笑い飯」や、敗者復活戦から生還した昨年の王者「パンクブーブー」など、“新旧対決”も見どころとなった今回のM-1。2001年にスタートした、漫才のガチバトル「M-1グランプリ」も、今年で最後。記念すべき“ラスト王者”を目指した芸人の数は、昨年の4629組を上回る史上最多の4835組! M-1の申し子が見事ラストの戦いを制したことになる。 【東京ウォーカー】

【M-1グランプリ2010・得点順位/登場順】

1:カナリア(1stラウンド592)、2:ジャルジャル(1stラウンド606)、3:スリムクラブ(1stラウンド644/最終ラウンド3票)、4:銀シャリ(1stラウンド627)、5:ナイツ(1stラウンド626)、6:笑い飯(1stラウンド668/最終ラウンド4票)、7:ハライチ(1stラウンド620)、8:ピース(1stラウンド629)、9:パンクブーブー(1stラウンド668/最終ラウンド0票)

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