フランス代表のローラン・ブラン監督が9月30日、10月に行なわれるユーロ2012予選2試合(9日ルーマニア戦、12日ルクセンブルク戦)のメンバー23人を発表した。

 ゴールキーパーとディフェンスは前回9月のベラルーシ戦、ボスニア戦のメンバーとまったく同じ。中盤も、ケガが回復したサミル・ナスリ(アーセナル)と出場停止が解けたヨアン・グルキュフ(リヨン)が加わり、代わりにジェレミー・メネズ(ASローマ)が落選したほかは変わらない。

 所属するリヨンでセンターバックから再び本来の守備的MFに戻って調子を上げつつあるジェレミー・トゥラランは、またしてもブラン監督から声がかからなかった。

 フォワードは、ルイ・サア(エヴァートン)に代わってディミトリ・パイエットが初招集された。パイエットはサンテティエンヌで4年目の23歳で、松井大輔とポジション争いをしたこともある。これまでもレギュラーだったが、今シーズンは開幕からの7試合で7ゴールと大きな飛躍を遂げている。小柄ながら俊敏なドリブルを武器に、U-21代表で12試合に出場して4ゴールあげ、将来を嘱望されてきた逸材だ。