ビルバオのサン・マメススタジアムで行われたアスレティック・ビルバオ対バルサ戦で、アスレティック・ビルバオのDFアモレビエタの激しいタックルを受けたイニエスタ。このプレーでタックルをしたアモレビエタは一発退場。イニエスタは幸いにも怪我には至らずプレーを続行。これでアスレティック・ビルバオサポーターの怒りがイニエスタに集中する。

 アモレビエタの退場を誘ったとしてイニエスタがボールを触る度に大ブーイング。W杯優勝の立役者としてアウェイでもイニエスタのプレーにオベーションが送られることが多い中、サン・マメスで起こったブーイングは珍しい光景だった。

 このブーイングについてアスレティック・ビルバオのカパロス監督は、試合後の記者会見で、「4万人のサポーターがイニエスタにブーイングしたということは何かを意味している」と語り、退場処分はあまりにも厳しい主審の判定だったと悔やんだ。明らかに試合の展開が変わったアモレビエタの退場。イニエスタがいつもとは違う形で主役となった試合になった。

(スペイン通信)