「登録内装仕上工事基幹技能者」認定講習会を13カ所で開催

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一昨年に国土交通省の全面支援を受けた「登録内装仕上工事基幹技能者」制度の認定講習会が、6月18日(金)〜20日(日)の3日間、沖縄の「那覇地域職業訓練センター」にて実施された。今年度はすでに終了した金沢(5月13日〜15日実施)、広島(5月20日〜23日実施)、沖縄を含めて、全国13カ所で認定講習会を開催する予定である。

「登録内装仕上工事基幹技能者」制度とは、2008年に建設業法施行令が改正され、国土交通大臣登録の認定講習会を受講し、終了試験に合格した人を「登録基幹技能者」として認定する制度。民間資格認定制度だが、認定取得者には経営事項審査で3ポイントが加算される(ちなみに1級建築士は5点、2級建築士は2点)。
2009年11月時点で、登録基幹技能者講習会は25業種で実施されている。内装仕上工事の認定講習会は、日本室内装飾事業協同連合会(日装連)、日本建設インテリア事業協同組合連合会(ジェイシフ)、全国建設室内工事業協会(全室協)の内装仕上工事業3団体の共催である。2010年4月時点では、計1233名の登録内装仕上基幹技能者が誕生している。国交省としてはさらに増やす方向で、3団体も今年度はすでに終了した金沢・広島・沖縄を含めると13箇所で認定講習会を開催する。
講習会は3日間コースで、今後の開催は、東京(8月4日〜)、大阪(8月19日〜)、静岡(9月2日〜)、神奈川(10月27日〜)、新潟(11月10日〜)、仙台(11月25日〜)、札幌(12月9日〜)、長野(12月16日〜)、茨城(1月20日〜)、埼玉(2月17日〜)の10会場を予定している。

講師陣は本紙連載「インテリア閑話」執筆者で、先月『インテリア業界の動向とカラクリがよくわかる本』を上梓したばかりのインテリア文化研究所代表・本田榮二氏を含む4人が担当している。梅雨が明け、本格的な夏を迎えた沖縄の認定講習会は昨日終了したばかりだが、会場の那覇地域職業訓練センターでは一人のリタイアもなく全員が3日間の講習を終え、最後の認定試験にチャレンジした。