お得で楽しい次世代”仮想グループ”割引 グルーポンがショッピングを変える!
ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)をネタにどう金を儲けるか。
フェースブックを見てもわかる通り、広告以外にはなかなか有望な鉱脈が見つかっていないのが現状だ。しかし、このサービスはもしかしたら大きく化けるかもしれない。グルーポンである。
「グループ」と「クーポン」を合わせた造語を社名に掲げるグルーポンは、集団の購買力を元手に、小売店からディスカウントを引き出すというサービスを提供している。仕組みはこうだ。
「これは買いたい」と思えば、ディスカウントのクーポンの購入手続きをとる。ただし、このセールが成立するのは、店側が指定する一定人数が集まった時だけ。つまり、24時間以内に自分と同じように買いたいと考える客がこのグルーポンのサイトに集えば、そのディスカウント料金で商品が買えるのだ。
取引が成立すると、グルーポンからクーポンをプリントアウトするリンクが送信されてくるので、そのクーポンを持って店へ向かうわけだ。この一連の流れでわかるのは、グルーポンではSNS的かつゲーム感覚でショッピングが楽しめ、お得な思いをできるということである。
グルーポンに登録しているメンバーは、現在580万人以上。これまで発行したクーポンは580万枚以上で、グルーポンの会員は総額240億ドルの節約をしたと、同サイトは明らかにしている。
これまでも、オンライン・ショッピングの一環としてグループ・オークションといった仕組みがあったが、グルーポンはこれに似ているものの、いくつかの点で人気につながる巧みさがあった。
まずはタイミング。不況でモノがさっぱり売れない時代に、50%という値引率はかなり魅力的だ。2008年にサイトを立ち上げたグルーポンは、クーポンというディスカウント商法でショッピング・サービス・サイトを成立させる方法を見出したわけだ。
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