【清水 芽々】太客との「強制デート」でセクハラ連発、ファンとの混浴温泉まで…!「地下アイドル」が暴露する「奴隷契約」の実態
9月18日、全国の高校を対象とした、アイドルプロジェクトの始動が発表された。各学校に「アイドル部」を設立し、レッスンはもちろんのこと、楽曲や衣装提供、ライブ制作まで、すべてプロが支援するというもので、2027年4月から活動を開始させるという。
学校の部活動に組み込まれることで、よりアイドルというものが身近に感じられるようになるだろう。だが、実際のアイドル活動は生易しいものではない。
「シビアな問題として、事務所による搾取があります」
そう話すのは、19歳の現役アイドル・みるもさん(仮名)。アイドルとして働いても、売り上げのほとんどを事務所に吸い上げられてしまうのだという。
前編記事『マネージャーからセクハラされ、ファン相手にきわどい営業も…!それでも母親が社長と不倫していて事務所を辞められない…「地下アイドルの悲劇」』より続く。
太客との「強制デート」
奴隷契約に等しい働きをさせられていた彼女は、あるとき、事務所移籍を申し出る。しかし、交渉の場で、みるもさんの母と事務所社長の不倫関係が発覚。社長から、不倫関係をみるもさんの父にバラすと引き止められ、彼女は残留を選択するしかなかったという。
以来、みるもさんはこれまでよりもさらに過酷な”仕事”を押し付けられるようになる。
「古参ファンや太客(カネ払いの良いファン)に対する個別営業です。一緒に食事をしたり、遊園地に出かけたりといった、デートのようなことをさせられるんです。相手の機嫌を損ねないために、私は言いなりになるしかありません。デート中のハグやボディタッチは当たり前だし、キスをされることも珍しくないんです」(みるもさん。以下「」内は同)
密室で下着や水着姿を撮影されることもあるという。
「バストトップや局部の最低限しか隠れないようなコスチュームを着せられて、恥ずかしいポーズを撮られるんです」
「オフ会」という名の旅行に参加させられたこともある。
「ファンの人は何十万円という大金を払って来ます。宿やコテージを貸し切りにして『ファンと交流する』という名目ですが、全裸にタオルを巻いただけの格好で混浴したり、同じ部屋に布団を並べて寝たこともあります」
旅行の場合はさすがに事務所の人間も同行するとはいえ、みるもさんが抱える恐怖心は大きい。
「こういった雑用や闇営業(裏営業とも言う)によって、、新曲の歌詞や振付を憶える時間もなくなっているので、毎回プレッシャーを感じながらステージに立っています。歌詞を忘れたり、段取りを間違えたりすると、事務所から白い目で見られ、叱責を受けます」
「個別営業」はファンにも知られるように
みるもさんの個別営業やオフ会の過激な内容について知った他のメンバーから、蔑むような目を向けられることもあるという。しかし、彼女は立場上、経緯を説明できずにおり、苦悩しながら活動を続けている。
次第に、メンバー内の不穏な雰囲気や、みるもさんが個別営業していることはファンの間でも知られるようになっていった。すると、彼女の人気も落ち始めているという。
「特典会で私のブースに並ぶファンも少なくなりました。私は何のためにここにいるんだろうと、考えてしまいます。別の事務所に移ってアイドルを続けられれば一番良いんですけど、難しいですよね」
絶望的な表情を見せるみるもさん。元凶となったみるもさんの母親と事務所社長の不倫関係は、今でも続いているという。
「母は私が不倫の事実を知っていることも、そのせいでこんな扱いをされていることも薄々気づいていると思います。それでも別れないということは、それなりの理由があるわけですよね。だとしたら、私にどうにかできる問題じゃないと思っています」
みるもさんへの取材はライブの前に行った。衣装やグッズが入っているというキャリーケースを引きずりながら、繁華街の雑踏の中に消えて行く彼女の後ろ姿には、とても19歳とは思えない哀愁が漂っていた。
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