上海で技能五輪、「ミリ単位の技」競う ドローンなど新種目も

【新華社上海9月28日】中国上海市で22日から27日まで、第48回技能五輪国際大会が開催され、68カ国・地域から選手1300人余りが参加した。パン作りやフラワーデザインから、ジュエリー加工、ロボット組み立てに至るまで、日常生活を支えるさまざまな技能の精度を厳格な基準で競い合った。
美容部門のネイル種目は、指先に極めて高度な技術が集約される。中国代表チームのエキスパート、劉嘉嘉(りゅう・かか)さんは、競技ではフレンチネイルの「スマイルライン」と呼ばれる角度を10本すべて完全に一致させる必要があり、手描きの技術と目測の正確さが求められると説明。選手はこの日のために3年以上も訓練を重ねてきたと語った。
造園競技の会場では、全選手が同一の図面に基づいて施工する。築山や景観構造物の高さの誤差は数ミリ以内に抑える必要があり、肉眼ではほとんど判別がつかない。観戦していた造園専攻の学生、周宇軒(しゅう・うけん)さんは「スピードと質の双方が競われる。穴掘りや石積み、植栽など、体力面も試される」と話した。

大会を重ねるごとに、技能に求められる要件も多様化している。今大会では、鉄道車両技術や無人航空機(ドローン)システム、スマートセキュリティー技術、ソフトウエアテスト、双方向メディアデザイン、歯科補綴(ほてつ)技術、小売りの7種目が新設され、過去最多の追加となった。
自律移動ロボット部門の会場では、選手がハードウエアの組み立てからプログラミングまでを担い、ロボットに「つかむ」「運ぶ」「迷路を走破する」といった課題を実行させた。同部門の技術サポート責任者を務める上海信息技術学校の孫鵬濤(そん・ほうとう)副校長は「単一の操作技術にとどまらず、新技術を使いこなし、複雑な課題を解決できる複合型の技能人材の選抜を目指している」と意義を強調した。(記者/王黙玲、龔雯、戚新源)

