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 ボートレース若松のプレミアムG1「第13回ヤングダービー」は27日、第12Rで優勝戦が行われ、宮之原輝紀(28=東京)が4コースから差しを決めて勝利。8回目のG1優勝戦進出で念願の初優勝を飾り、SGボートレースクラシック(来年3月23~28日、からつ)の優先出場権をゲットした。2着にはインから残した西丸侑太朗。3着には展開を突いた中亮太。なお6日間の売り上げは108億283万400円で、目標の95億円を大きく上回った。

 待望の結果をたぐり寄せた。レースは3カドから伸びた竹下大樹が攻めて出たが、内の2人が捲らせまいと抗戦。絶好の展開を見定め、宮之原は空いたブイ際を冷静かつシャープに差し抜けた。

 「今節は展開に恵まれ過ぎた感じで、自力では勝てていない。展示タイムも1人だけ悪かったので、調整力も含めてもっと地力をつけていかないと思っています」

 納得のいくシリーズではなかった。優勝戦メンバーで唯一のSGファイナル経験者。世代限定のG1ということもあり、第13代チャンプの称号を得ても表情は終始、硬いまま。今回引いたエンジンは中堅レベルの52号機。節間、仕上がりに満足感はなく、やや弱気なコメントが続いていた。それでも準優では機敏な道中戦で優出切符をゲット。最終日の優出インタビューでは「運良く乗れたなって感じ。竹下君の番手から頑張りたいと思っている」と他力を公言するほどだったが、優勝戦では狙い通りの展開になったことが最大の勝因だった。

 「1号艇で勝って意味があると思っているので、そこに乗れるようにもっと努力していきたい」。自分自身へのジャッジは厳しいが、この経験も1つ、これからの糧になるだろう。

 これで今年の獲得賞金は6000万円を突破して17位にジャンプアップ。年末の大一番・グランプリ(12月15~20日、大村)に出場できるベスト18の圏内に入ってきた。ここからは賞金を意識しての戦いとなる。

 「チャレンジカップ(11月24~29日、とこなめ)には行きたいと思っていた。ただ次の平和島の記念もあるので、そっちに本腰を入れたい」

 まず見据えているのは次節の地元G1・72周年記念(10月13~18日)。次走を勝ってこそ、本当のG1ウイナーとしての箔がつく。今回に残った課題も胸に、地に足を付けてトップレーサーへの道を歩んでいく。

 ◇宮之原 輝紀(みやのはら・こうき)1997年(平9)11月26日生まれ、東京都出身の28歳。東京支部。118期生として2016年5月3日、平和島でデビュー。16年7月11日の戸田で初1着。18年6月12日の江戸川男女W優勝戦で初優勝。24年3月20日の戸田クラシックでSG初優出。通算成績は2291走647勝29V。同期は栗城匠、新開航、板橋侑我ら。1メートル61。血液型O。