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 タレント浜村淳(91)がパーソナリティーを務め、1974年にスタートしたMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(土曜前8・00)最終回が26日、生放送され、52年の歴史に幕を閉じた。

 オープニングから通常運転で始まったラスト放送。関西を代表する名物長寿番組の終幕を感じさせない軽やかさで進んだ。西川きよしから最終回でいつもと気持ちは変わるかを問われても、浜村は「いや、そんなことはない。一応ゴール…どういう気持ちってないですねえ」と平常心を強調した。

 共演者が勢ぞろいし、思い出を語り合う中、浜村は「(来年)1月10日で92(歳)になる。ハハハ。まあこれ以上生きててもしゃあないかなあ」と苦笑い。「何て事言うんですか!」「まだまだ頑張ってもわな」としかられた後、西川からの手土産のみかん団子を「生きてるうちに食べとこ」とおどけて、笑わせた。

 52年間続いた早朝出演。スタジオには「今でも5時半には入ってますね」と長年のルーティーンも明かした。

 3時間半の生放送、そして52年の歴史を締めくくるエンディング。リスナーからのメッセージの数々を紹介した。浜村は「これでいよいよお別れなんですね」と告げ、(浜村)「イロハのイの字によく似た姿。淳と」(浪江野陽子)「陽子で」(共演者全員)「ありがとう」と、いつもの決まり文句で締めた。あくまでこれまでと変わらぬ番組を届けたところに、浜村の信念が垣間見えた。

 同番組は1974年4月に月~金曜午前8時からの帯番組としてスタート。その前身は72年に始まった「ごめんやす浜村淳です」(土曜前9・00)で、1977年には「ありがとう浜村淳です土曜日です」にタイトルを変えた。高聴取率を誇った人気番組で、浜村は長年“関西ラジオの朝の顔”として君臨したが2024年、平日放送が終了し、土曜日のみ放送が続いていた。

 昨年10月末、浜村は大腸がん治療のため手術。11月5日に退院し、同8日に番組に復帰した。今年3月7日には、検査入院のため欠席し、翌週14日の放送で復帰。だが再び4月4日、11日の放送を検査入院を理由に休演、18日にカムバックを果たした。その後、出演したイベントで検査入院中に「脳内出血の疑いがあるということで手術をしました」と明かしていた。

 7月10日、同局が9月末でのレギュラー放送終了を発表。52年の歴史に幕を閉じることとなり、リスナーのみならず、明石家さんまや上沼恵美子ら芸能界からも惜しむ声が相次いだ。

 8月31日には特番「ありがとう浜村淳ですSP~MBSラジオ52年の軌跡~」を放送。田原総一朗氏、山田洋次監督、水谷豊、上戸彩、五木ひろしらそうそうたる有名人からコメントが届き、提供スポンサー数は異例の31社にのぼった。

 なお、浜村は、パーソナリティーを務めるもうひとつの同局番組「浜村淳の歌の宝石箱」(土曜前5・30)に今後も出演する。