前田とのマッチアップで強さを見せつけたロナルド・アラウホ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 2026年9月24日に日本代表がウルグアイ代表を3-1で下した一戦で、最も強烈な印象を残した選手は--。

 A代表デビュー戦でいきなりゴールを決めた松木玖生か。アディショナルタイムに劇的な決勝弾を蹴り込んだ塩貝健人か。それとも、さすがのフィニッシュワークでダメを押した上田綺世か。いや、その誰でもない。ウルグアイ代表の4番、ロナルド・アラウホだ。

 1999年3月7日生まれのアラウホは、2018年にバルセロナに加入。当初はバルサBでプレーし、19-20シーズンにトップチームデビューを果たすと、以降は主力として活躍した。昨季はメンタルの問題で休養した時期もあったが、北中米ワールドカップ後の今夏、リバプールへ期限付き移籍している。

 そんなウルグアイ代表DFはこの日、4バックの中央に入ると、持ち前のフィジカルとスピードを生かして強固な壁を形成。32分に前田大然とのマッチアップを制し、60分にも前田の突進をスライディングタックルで阻止するなど、対人守備の強さを見せつけた。
 
 こんなCBがいたら、日本代表にとってもワールドカップ優勝が現実的な目標になるのではないか。そう思わせるほどの圧巻のプレーを、アラウホは66分にピッチを退くまで披露していた。

 もし彼が最後までピッチに残っていたら、試合の行方はどうなっていたか。それはさておき、世界一を目指す日本に必要な“個の力”を、この試合で最も鮮烈に示したのはアラウホだったのではないか。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】日本代表のウルグアイ戦出場19選手&監督の採点を一挙紹介!最高点は衝撃デビューの23歳MF、1G1Aの上田や決勝弾の塩貝らも高評価