八村塁選手 ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)

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 NBAで活躍する八村塁選手が、8月5日、神戸市中央区のジーライオンアリーナ神戸で、自身が日ごろ行っているワークアウトを実演した。自身が主宰する次世代育成プロジェクト「BLACK SAMURAI」の神戸キャンプ(「Daiichi Life Group Presents BLACK SAMURAI KOBE CAMP」)で行われたもので、約6400人が見守るアリーナで、NBAで培ったトレーニングの一端を披露した。

八村塁選手 ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)

「僕がNBAに入って特に大事にしているところは、やっぱり量より質」

 ワークアウトを前に、八村選手はこう語った。NBAは試合だけでなく移動も多く、1時間、2時間、3時間と長時間の練習を続けることは難しいという。

「ワークアウトで何をすべきなのか、ゲームに勝つため、僕が今、何が必要となるのかを中心的にやるのを見てほしい」

 八村選手とともにNBAで指導にあたってきたフィル・ハンディコーチが見守る中、ワークアウトが始まった。

 最初に取り組んだのは、シューティングの基礎となるフォームづくり。フィルコーチは「若い選手は体育館に来て、いきなりスリーを打ちたがるが、そうじゃない」と話し、近い距離からのフォームシューティングからスタートさせた。

「すべてはバランス。足を整えること、ここがすべて」

 足の位置や重心を確認しながら、左右のステップ、フットワーク、ドリブルを組み合わせ、徐々に動きのあるシューティングへ。フィルコーチは「シューターというのは異なるフットワークを使いこなさなきゃいけない」と説明した。

 その中で、八村選手の動きについて「ミスに対してまるっきり反応しない」ところに着目。ミスをしてもすぐに修正し、次のシュートに備える姿勢を紹介した。

 ワークアウトの終盤には、スリーポイントシュートにも取り組んだ。

 ここでフィルコーチが、「塁選手はインタビューで『スリーポイントはあまり好きじゃない』と言っていた」と明かしつつ、「でも、彼は素晴らしいスリーポイントシューター。『スリーポイントを打ちたくない』という声以上の能力がある」と八村選手のシュート力を絶賛。その言葉に呼応するかのように、八村選手がドリブルからのスリーポイントを次々と決めていく。

八村塁選手 ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)

 最後には「5本連続で締めくくろう」とフィルコーチ。八村選手はスリーポイントを5本連続で沈め、最後は豪快にダンクを決めると、会場から大きな歓声が上がった。

 フィルコーチは、NBAのワークアウトについて「20~30分間の中で、シューティングの様々な部分に取り組む」と説明。ディフェンスがいない状態では「7割の確率で決めたい」とし、八村選手のシュートについても「おそらくそれくらいのパーセンテージだろう」と評価した。

八村塁選手 ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)

 ワークアウトを終えた八村選手は、全身汗びっしょりになりながら、「いま、20分間のなかで、僕がいつもやるようなことをやった」と振り返った。

 限られた時間の中でも、常に試合をイメージしているという。

「どれだけ試合のようにやれるか、試合の時に練習のようにやるのが大切だと思っている。自分の試合に出るとき、相手からチェックされる、守られているイメージをしながらとか、ドライブのときもどういう相手が守ってくるかをイメージしてやっている」

「練習の時から緊張感がなければだめじゃないかな」

 約20分間という短い時間の中で、八村選手が繰り返していたのは「量より質」の実践。NBAの厳しいスケジュールの中で限られた時間をどう使い、試合で必要な動きをどう磨くのか。そのルーティンには、世界の舞台で戦い続けるための考え方が凝縮されていた。

八村塁選手 ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)

 間近で八村選手のワークアウトを見守ったBリーガーも大きな刺激となったようだった。同イベントをサポートした神戸ストークスの選手たちは、次のようにコメントしている。

寺園脩斗選手
「ワークアウトも、20分しかやっていないが、汗の量も僕らが練習している何倍もだしているし、本当に質の高い練習だった。いい刺激になった」

木村圭吾選手
「八村選手の小さいボールを使うワークアウトも初めて知った。今までやったことのないワークアウトで、刺激的だった」

山口颯斗選手
「実際に自分がやってみるとそこまで簡単ではなく、レベルの差を感じた」

ワークアウト実演後、「8HOOPS」スペシャル対戦でシュートを決め、笑顔の八村塁選手 ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)