「自分の名前が幽霊みたいに消えていた」まさかのダブルブッキングも経験 インド選手が日本の準備不足を糾弾「こんなのは見たことがない」【アジア大会】

選手やスタッフたちの宿泊拠点ともなっている大型クルーズ船(C)Getty Images
日本の“おもてなし”の力が真価を問われている。9月19日に開会式が行われる愛知・名古屋アジア大会での受け入れ態勢をめぐる不手際に、参加選手たちから不満の声が噴出しているのだ。
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32年振りに日本で開催される今大会だが、競技外の問題が山積。複数の代表チームが輸送トラブルによって来日後に空港にとどまるよう命じられたほか、宿泊施設へのチェックインの際に生じた不手際に伴って長時間にわたって待機するように求められる事案が発生。ホスピタリティ面のお粗末さがバッシングを受けている。
今大会は8月中旬に競技が増加。当初想定されていた1万5000人を上回る1万7000人を超える選手と関係者が参加するとなり、十分な宿泊場所を確保できないのではないかとの懸念が浮上。実際、宿泊者の情報管理に不備が生じ、ダブルブッキングなど現場で混乱が起きているという。
長距離移動の末に辿り着いた日本の準備不足に、選手たちのフラストレーションは溜まる一方だ。総合格闘技に参加するインド代表のヴァルン・サニヤルは、母国紙『Times Of India』において「選手たちの宿泊地や部屋割りに関しても大混乱が起きている。もしこれがインドで起きていたら、間違いなく世界中でもっと大きな問題になっていたし、インドは笑いものにされていた」と証言した。
そして、「本当に起きていることは大袈裟じゃないんだ」と強調するサニヤルは、実体験とともに、不満を爆発させている。
「名古屋の空港からはホテルまでシャトルバスに乗るはずだったんだ。でも、着いた途端に大混乱だった。バスに乗るカウンターに行っても、システム上で僕の名前が見つからないんです。まるで幽霊みたいに消えていたんだ。結局、僕の登録を証明するのに2時間もかかった。バスに乗った時には3時間は経っていたよ」
さらに「ようやく部屋をもらって、30分ほど眠ったところで、困惑した表情で私を見つめる2人のインド人アスリートに起こされた」と明かすサニヤルは、「彼らにもこの部屋が割り当てられていて、身動きが取れない状態だった」と運営側の不備を追及している。
「本当にただただ混乱が起きている。こんな大会は見たことがないよ。しかも、施設のどこにも食べ物は提供されていなかった。水のボトルはくれるが、食べ物はない。ちゃんとチェックインもできていないから、どこかに行って何かを買うこともできなかった」
開幕を前に、運営面でのさまざまな問題が噴出している今大会。10月4日の閉幕までに環境がどこまで改善されるかは興味深くもある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

