「名古屋の静けさは驚くほど」「杭州と比べると…」熱気を欠く開催地の“空気感”を台湾が不安視 アジア祭典の盛り上がり感じられず「チケットの販売状況にも表れている」【アジア大会】

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開会式を前にアジア大会の盛り上がりを不安視する声が上がった(C)Getty Images

 愛知・名古屋アジア大会は9月19日の開幕を前に、一部の競技がすでに行われている。32年ぶりに日本国内での開催となる4年に一度のアジアのスポーツの祭典には、海外メディアからも高い関心が寄せられている中でいよいよ本格的に幕を開ける。

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 だが、開幕が目前となっている現在、開催地の熱気の乏しさを指摘する海外の反応も聞こえてきている。

 台湾紙『聯合報』は現地時間18日、開幕直前の名古屋市内の様子を取り上げた記事を公式サイト上に掲載。前回2023年の杭州大会との違いを指摘しながら、街中では大会の盛り上がりがほとんど感じられないと報じている。

 同メディアは、「日本三大都市圏の一角を占める名古屋が今見せているのは、アジア最大級のスポーツイベントを迎える熱狂ではなく、むしろ冷淡とも言えるほどの静けさだ。前回の杭州アジア大会では、街を挙げてライトアップが行われ、至るところに大会マスコットが登場した。それと比べれば、名古屋の街の静けさは驚くほどである」と印象を綴っている。

 さらに、熱気が乏しい現地の雰囲気がここまでのチケットの売れ行きにも重なると主張。「街中の冷めた空気は、チケットの販売状況にも直接表れている。開会式と閉会式、さらにバドミントンや柔道といった日本で人気の高い競技のチケットはすでに完売しているものの、その他の多くの競技では販売が低調だ」と論じている。

 また、今大会では経費削減のため選手村は建設が取りやめとなり、街中の広告や旗なども必要最小限に抑えられていると同メディアは説明。それらを踏まえ、“簡素”な大会運営に一定の理解を示しながらも、「国際大会という視点から見れば、スポーツイベントに本来あるはずの『熱気』や『温かさ』が欠けているようにも映る。大会関係者の間で熱気が高まる一方、名古屋の街に盛り上がりは感じられない」と評している。

 その上で、「アジア各地から選手たちが続々と到着し、競技場で全力を尽くすための準備を進める一方で、その舞台となる街は、アジア大会を『たまたま自分たちの街で行われている日常の出来事』のように受け止めているかのようだ」とも記している。

 もちろん、大会の開幕とともに競技が本格化すれば、開催地の空気も大きく変わる可能性があるだろう。台湾メディアが感じ取った現在の名古屋の雰囲気に、どれだけの熱気が生まれていくのか。開催期間中の16日間は、街の盛り上がりの変化も注目される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]