オーストラリア政府、日本の若者にも人気の「ワーキングホリデー」ビザ発給抑制へ…極右政党の台頭で外国人受け入れ見直し
【ジャカルタ=作田総輝】オーストラリア政府は17日、移民受け入れの抑制策の一環として、若者が働きながら長期滞在できる「ワーキングホリデー(ワーホリ)」ビザ(査証)の発給を減らすと発表した。
留学生に同行する家族の入国も制限する。移民削減を訴える極右政党の台頭を受け、豪政府は外国人受け入れの見直しを図る。
日本の若者にも人気のワーホリビザについては、2年目以降の更新を抽選とし、2年目4万5000人、3年目5000人と上限を設ける。学生ビザでは今後、太平洋諸国出身者ら一部の留学生を除き、家族の帯同を認めない。大学生がビザの更新を繰り返し、長期滞在する行為も禁止する。
豪州の純移民数(転入から転出を差し引いた数)は現在、約29万2000人。今回の抑制策による見直しで、2028年までに約22万5000人に減らす計画だ。
豪州はこれまで移民の受け入れに寛容な国とされてきたが、物価高や住宅不足の一因が移民にあると主張する極右ワンネーション党が支持を伸ばしている。同党は14日、今後3年間で移民の受け入れ枠を75万人削減するとの目標を発表していた。
