阪神・森下翔太&佐藤輝明&中野拓夢が大脱出再現を誓う「兆しも少しずつ見えてきている」
大脱出の再現に期待は膨らむ。チーム浮沈の鍵を握る阪神・森下と佐藤輝、そして、つなぎ役の中野に連敗ストップの使命は託された。
森下は15日の中日戦の1打席目に左前打を放った。この一打が実に4試合、14打席ぶりのHランプ。5回1死二塁の打席で右前適時打を放ち、チームに61イニングぶりの適時打、34イニングぶりの得点をもたらすなど3安打をマークした。まだ本調子とはいえないが、完全復調は目前。17日から始まる甲子園での5連戦でも虎党の大声援を背に受けて本来の勝負強さを発揮すれば、勝利は近づく。
一方の佐藤輝は13日からの中日3連戦の計14打席で9三振と下降気味。それでも打撃主要3部門でトップを走る男は常々、「いい準備をしっかりしたい」と話す。休養は1日で十分。フォームの微調整は完了しているはずで、今季の広島戦は打率・286(77打数22安打)でも、終盤戦に突入したシーズンでは勝利につながる一打こそ最も重要だ。リーグトップの勝利打点「17」をマークする大砲は、やるべき事を分かっている。そしてもう一人。忘れてはいけないのが中野だ。
7連敗中で本塁が遠い中、直近4試合連続安打で役割を全うしている。15日の中日戦では1得点に終わったものの、チームは計10安打。つながりが出始めている打線に手応えを感じている。
「徐々に流れというか、兆しも少しずつ見えてきている。(17日からは)7連戦になるので、全部勝つくらいのつもりで。辛抱しながら、いい流れが来るのを待ちながら、チーム一丸となってやっていければ」
昨年7連敗を脱出した6月18日のロッテ戦(甲子園)では3人がそろって2安打2打点をマークして快勝した。打順の2、3、4番を形成する中心選手が躍動すれば、7連敗からのV字回復に大きな期待が持てる。大脱出へ--。3人を中心に束になって戦う。(石崎 祥平)
▽昨年の7連敗脱出VTR 6月18日ロッテ戦(甲子園)で、同10日西武戦から続くチームの連敗を7でストップした。試合は3回1死三塁、ここまで16打席無安打だった森下が田中晴から右前適時打で先制。5回には中野、大山の適時打でリードを3点に広げ、8回には佐藤輝の2ランなど一挙5得点で試合を決めた。投げては先発・伊藤将が6回9安打1失点の力投でシーズン初勝利を挙げた。

