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福岡県議会の代表質問2日目の9月16日、県と県議会の関係について、服部知事が改めて謝罪しました。緊張感ある議論を目指す中で、その姿勢に疑問符が付くような議員の姿も見られました。

代表質問2日目。公明党県議団の西尾耕治県議は、批判を浴びている県と県議会の関係をめぐり、知事の責任についてただしました。

■公明・西尾耕治県議
「県執行部がいびつな関係を是正できなかった、あるいは見過ごしてきたことに対する、知事自身の監督責任や政治的スタンスへの反省をどのようにお考えか、知事の答弁を求めます。」

■服部知事
「県職員、副知事、知事として長く県政に携わりながら、議会との関係性を変えられなかったことを重く受け止め、県民の皆様に心よりおわびを申し上げます。知事として問題意識を持ち、実態を把握し、もっと早く、もっと踏み込んで改革すべきであったと本当に反省をしているところでございます。」

服部知事は県議会とのいびつな関係を改めるため、県議との「過度なすり合わせ」をやめると表明しました。

“ガチンコ”となった前日の代表質問では、服部知事が言葉につまり、答弁を一時中断する場面もありました。

議員からは「限られた質問時間の中で追及できない」と疑問を呈する声も上がっていました。

16日は、答弁が滞る場面は見られず、論戦はスムーズに進みました。

今回、公明党は、知事の答弁を受けてさらに問いただす「再質問」の趣旨についても、事前に県側に伝えたということです。

■西尾県議
「いい方向に変わっていくことが大事でしょうし、試行錯誤しながらだと思います。以前は執行部からいろいろなアドバイスがきていたのですが、むしろそれは忖度(そんたく)があったかもしれないからということであれば、改善ということで、よくなってきていると思う。」

■服部知事
「すり合わせというのは、こう収めてくださいということ。そういうすり合わせや根回しはやらない。ただ、やはり限られた議会審議の時間の中で、しっかりとした議論、意見交換ができることは重要なことです。正しい意味での情報の提供、意見の交換は必要だと。」

2人目に質問に立った、県民の声ふくおかの原田博史県議は、服部知事に注文をつけました。

■県民の声ふくおか・原田博史県議
「必要な意思疎通までも断ち切り、議論の質を落とすことが改革であってはなりません。すり合わせをするとかしないとか、そういう手段の議論ではなく、知事が理想とする議会と執行部の関係とは、どのような姿なのか。この場での回答は求めませんが、改めて明確に示していただきたいと思います。」

“ガチンコ”の論戦が行われる中、議場では、こんな光景も見られました。

何か設定を変えたかったのでしょうか、アップルウォッチについて検索する議員もいました。

問われる議員の“品位”。

議員の言動に厳しい目が向けられる中、県議会が9月定例会での制定を目指している「政治倫理条例案」の素案がまとまりました。

県議会議員が守るべき倫理基準を定めるもので、公正さを疑われるような金品の授受を行わないことや、海外活動は県民に疑念を抱かれないよう、適正に実施することなどが盛り込まれています。

その上で、倫理基準に違反した疑いのある議員がいる場合は、外部の有識者でつくる政治倫理審査会による審査を請求できるとしています。

素案について意見を募るパブリックコメントが16日、始まりました。

県議会では9月30日まで意見を募り、条例案の修正を行った上で、10月16日まで開かれる9月定例会での条例制定を目指します。