日本紅茶協会 ティーインストラクター日本一 自由な発想力・伝達力など競う

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 日本紅茶協会は15日、今年度のティーインストラクターの日本一を決めるコンテスト「ティーインストラクター・オブ・ザ・イヤー2026」を都内で開催した。この大会は、日本紅茶協会認定によるティーインストラクター及びティーインストラクター会正会員を対象とし、今年で13回目の開催となる。

 今回は約30名の応募者の中から、書類審査を通過した5名が、独自の発想力と感性で新しい紅茶の魅力や紅茶の楽しみ方を発表。紅茶の正しい知識をもとに技術や表現力、伝える力などを競った。

 昨年までは、紅茶に関する専門的な知識や技術をもとに、独自に考案した紅茶メニューを実演し、そのテーマ性やパフォーマンスなどを競ったが、紅茶はもっと自由でいいという発想のもと、今回は「とっておきのティータイムコレクション~日常の紅茶が、もっと自由に広がっていく~」をテーマに開催。しかもティーインストラクター自らがティーインストラクターに、わかりやすく伝えることにフォーカスした初のセミナー形式によるプレゼンスタイルで行われ、今まで以上に表現力や説得力が問われるコンテストとなった。

 審査員8名によるテーマ性や内容、魅力、完成度などを総合評価。今回から事前準備や発表時間など運営側の評価も加わり、より厳しいコンテストとなった。

 AIを使った楽しみ方や、ティーカップを手で覆うことによるリラックス効果の体験、ジュース類や粉末類など混ぜることの楽しみ方、アイスでもホットでもない常温のクールティー提案など、自由でユニークなアイデア、発想が続出し、来場者を驚かせた。

秋庭浩平専務理事

 コンテストに先立ち、主催者を代表して秋庭浩平専務理事は「協会は1991年にティーインストラクター養成制度を開始。ティーインストラクターという名称は、ワインのソムリエやコーヒーのバリスタに比べて馴染みは薄いが、これまで2,400名以上のインストラクターが誕生し、全国で紅茶の魅力を発信する活動をしている。今回は紅茶の知識や技術だけではなく、紅茶の美味しく、たのしい魅力をいかにして伝えられるかがポイントになる」と挨拶。

 出場者5名が持ち時間10分の間にパフォーマンスを競い、厳正な審査の結果、加藤かおりさんの提案「いつもの紅茶をレベルアップ!~さあ、何混ぜる?~」がグランプリを受賞した。

 「いつもの紅茶に手を加えることで、さらにおいしさく、楽しくなることを知ってほしい」と競技に臨んだ加藤さん。「日常で飲む、クセが少ないティーバック紅茶に、何かを混ぜることでレベルアップにつながるが、混ぜるものは味を想像がしやすいことが条件」とし、ジュース類やシロップ類、粉末類を紹介。本人は「実際、ソースや調味料など15種類の食材を紅茶に混ぜて飲んでみた」と言う。

 受賞式では平野孝審査員から賞状、盾、副賞賞金100,000円が贈られ、「これからも様々な消費間口が広がれるようなティーインストラクターになりたい」と抱負を語った。

 準グランプリには西田桃さんの提案「グラスで楽しむCool Tea」が選ばれ、日本ティーインストラクター会の田中公子会長審査員より賞状と副賞賞金。3位の川島茉央さんの提案「紅茶をもっと自由に~コーヒーと出会う、新しいティータイム提案~」にも、昨年のグランプリを獲得した石山美紗審査員より賞状と副賞商品贈呈された。

 特別賞(ティーウエルネス賞)は小川美由紀さんの提案「エアリアルティー人生100年時代を楽しむ紅茶」。特別賞(ティーイノベーション賞)は渡邊奈央さんの提案「紅茶の知識0からAIと見つける、今の私の一杯~気分に合わせて選ぶ『新しい紅茶の飲み方』~」が受賞した。

竹田一也氏

 最後に竹田一也審査員長は「私の紅茶との原体験は、50年ほど前に母親の横でホットティーを飲んだこと。採用試験で牛乳の代わりにエバーミルクと砂糖を入れたミルクティーを飲んだこと。紅茶メーカーに勤務(三井農林)して香港出張の際に中華街でアイスレモンティーを飲んだことの3つが、紅茶がおいしかったこととして思い出に残っている。今回は自由な発想で提案してもらったが、今回のコンテストも、皆さんの心の中に、必ず思い出に残ると思う。今までは技能やトーク、表現力を競ったが、今回は自由な発想で提案してもらった。改めて紅茶の楽しさを実感した」と総評した。

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