大規模火災で全焼「小倉昭和館」再建後初のオールナイト映画祭 支援した俳優も登場 北九州市
大規模火災で全焼した後に再建した北九州市の映画館「小倉昭和館」が、再建後初めてのオールナイト映画祭を開きました。再建を願い支援していた俳優もゲストとして訪れ、映画祭を盛り上げました。
北九州市の映画館「小倉昭和館」の前に9月12日、長い列ができました。
■訪れた人
「チケットは取れなかったのですが、一目拝見したいなと。」
「一目お姿が見られればと思って。」
■小倉昭和館・樋口智巳 館主
「いらっしゃいませ。お待ちしてました。」
俳優の小林聡美さんと、片桐はいりさんです。
■樋口さん
「変わらないでしょ?」
■片桐はいりさん
「信じられない。」
小倉昭和館がファンや地域の人たちに感謝を伝える「映画祭」に、ゲストとして招かれました。
■片桐さん
「私は、前の焼ける前のオールナイトの時に来て。最後のオールナイトだったんでしょうか。」
■樋口さん
「そうです。創業80周年の。」
■片桐さん
「80周年の時で。」
2019年にも、ゲストとして昭和館を訪れていた片桐さん。
しかし、その3年後、旦過市場一帯を襲った火災で昭和館は全焼しました。
■樋口さん
「わーわー、何で(火が)止まらない。」
再建は困難と思われた中、全国のファンと多くの映画人が後押しし、火災から1年4か月後に同じ場所で再出発を果たすことができました。
片桐さんも火災直後から支援してきた一人。再建した昭和館に入るのは初めてです。
■樋口さん
「津田寛治さんがここって。でも田口トモロヲさんが来たら(場所を)譲りますって。」
■片桐さん
「そりゃそうだわね。」
再建を支援した俳優の名前が入ったシートです。片桐さんの名前もありました。
■樋口さん
「はい、撮りますよ。」
■片桐さん
「記念に。ちょうど私が好きな席。」
映画祭はオールナイトで7作品が上映され、館内ではともに復興の道を歩んできた旦過市場の商品も販売されました。
トークショーでは、フィンランドを舞台に片桐さんと小林さんが出演した映画「かもめ食堂」の撮影秘話が明かされました。
■片桐さん
「さっき旦過市場のとりのから揚げを出してもらって、『今、食べちゃっていいかな』と言っていたら、『とりのから揚げといえば片桐はいりでしょ』って言ってくれたので。」
■小林聡美さん
「(撮影で)出さなきゃいけない、から揚げがなくなっちゃう。なぜか(撮影の合間に)はいりちゃんが食べてしまっていたという、片桐はいりから揚げ事件。」
■片桐さん
「コロナを経てですよ。あーってなっている時に『焼けた』『終わった』と思うじゃないですか。それがここに1年半を待たずして立ち上がるって、本当にすごいことだと思いました。小倉だけじゃなく、日本の、世界中の映画館の希望の光だと思います。」
紙のチケットにこだわる昭和館ならではの光景も。
この日は、片桐さん自身がチケットの「もぎり」をしました。
レトロな衣裳は自前だそうです。
■訪れた人
「2回目のもぎりです。」
■片桐さん
「ありがとうございます。前回も…7年前?わーすごい。」
延べ350人が訪れた映画祭の売り上げの一部は、熊本地震の義援金として送られるということです。
再建から2年9か月。「小倉昭和館」は、多くの人々に支えられながら歩みを前に進めています。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年9月14日午後5時すぎ放送
