日本で働くインドネシア人に関する「納豆ハラスメント」動画が拡散(SNSより、現在は削除ずみ)

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 上半身裸で床に座らされた男性たち。いずれも丸刈りで、彼らはみんな日本に来て間もないインドネシア人のようだ。手に持っているのは箸と納豆。「飲み込め!」「全部食べろ!」と怒号が飛んでいた──。

【写真を見る】炎上した「納豆ハラスメント」動画、無理やり食べさせられている丸刈りの男性たち、竹刀のようなものを持って歩きまわる男性

 いまや、日本の一次産業の現場は、東南アジア各国などから来日する労働者なしでは回らなくなりつつある。一方で、トラブルが表面化することも増えてきた。

 最近では8月に、北海道京極町の農場で働いていたミャンマー人の男女が虐待を受けたと訴えている問題が話題になった。彼らは暴行やセクハラ、賃金の未払いを証明するため録音・録画をしており、その実態が明らかになった。実質的な農場の経営者である町議会議員やその息子らが、『日本のご主人様は誰だ』などと暴言を吐いていたことも確認できる。

 日本人と外国人労働者間のトラブルに注目が集まることが多いが、"同じ出身国同士"の間でも起きているのだという。

炎上した「納豆ハラスメント」動画

 今年3月、日本で働くインドネシア人に関する動画が母国で大きな話題になっていた。日本ではほとんど報じられなかったが、動画に映っていたのは冒頭のような"納豆ハラスメント"だ。

「もともとはTikTokに投稿された動画でした。日本に来て間もないインドネシア人労働者たちが、先輩であるインドネシア人に上半身裸で床に座らされて、納豆を無理やり食べさせられている動画です。納豆は、似た味の食材がインドネシアにはなく、苦手とする人が多い。そのため同国で炎上し、さまざまなメディアが報じました。撮影された場所が日本のどこかは明らかになっていませんが、漁に長期間出る職場だったようです」(国際部記者)

 動画では、先輩と見られる人物の怒号が飛び交っている。険しい顔をして、なかなか箸が進まない人を見ながら笑う女性の声も聞こえる。竹刀のようなものを持った男性も歩き回っていた。

インドネシアではこれらの行為を"正当な後輩教育"とみなすのか、それとも"行き過ぎた指導"かという議論が起きました。もちろん後者が多数派でしたが、少数派ながら『厳しい労働環境に入る前に慣れさせるためだ』と擁護する意見もありました」

 現地報道には、先輩のうちの1人がSNS上でこう釈明していたことが報じられている。

〈私や他の先輩達に、いじめたり傷つけたりする意図はありませんでした。私たちの目的は、新しく来日した後輩達に、日本の船で出される食べ物に慣れてもらうことでした。船の上では基本的に、あるものを食べるしかありません。納豆や刺身、生卵などです。船で働いている人なら分かる人もいると思います。本当に申し訳ありませんでした〉(編集部訳)

 日本の文化に自ら馴染もうとしたゆえの行いだったということなのだろうか……。