シロアリ駆除Channelが「シロアリ保証は延長すべき?切れる前に知っておくべき判断基準をプロが解説!」を公開した。動画では、シロアリ保証の期間がなぜ5年なのかという理由や、保証切れによるリスク、延長を検討すべき家の具体的な特徴について、シロアリ1番!の田中勇史が詳しく解説している。

シロアリの保証期間は、公益社団法人日本しろあり対策協会の標準仕様をもとに「5年」と定められている。田中氏はその理由を「薬剤効力の持続期間」と「環境への配慮」にあると説明する。かつての薬剤は長期間効くことが重視されていたが、現在では「必要な期間でしっかりと効力を発揮して、その後は自然に分解していく」成分が主流となっている。長期間土の中に残り続ける薬剤は環境への負荷が高くなるため、5年という有効期間が設定されているのだ。

保証が切れた後にシロアリ被害が再発した場合、駆除や修復の費用は全額自己負担となる。シロアリ被害は見えない場所で進行するため、田中氏は「気付いたときには、修復費用が数十万円から100万円くらいになってしまうこともある」とそのリスクを語る。さらに、被害を受けていなかった健全な家でも、保証切れによってシロアリの脅威にさらされる危険性が高まると指摘した。

動画の中盤では、保証延長を検討すべき家の特徴として「築年数が経過した家」「周囲に自然が多い家」「床下が湿気っぽい家」「過去に被害歴がある家」「近隣で発生事例がある家」の5つを挙げている。「緑の多い地域ではシロアリが生息している場所が住宅の近くにあることが多い」と独自の視点を交え、見えない地中を移動して新しい餌場を探すシロアリの生態を解説。また、築年数が経つことで生じる水漏れや結露が、床下をシロアリの好む多湿な環境に変えてしまう豆知識も紹介された。

一方で、保証延長を急がなくてもよいケースにも言及している。外壁塗装や屋根のメンテナンスなど、他の大きな出費が重なる時期であり、床下の状態が健全であれば、先送りすることも可能だと説明。ただし、「一度でもシロアリ被害に遭ってしまうと、その後の保証の内容が変わってしまう可能性がある」と注意を促している。

シロアリ保証は万が一の備えであると同時に、家を健全な状態に保つための予防的な意味合いも含まれている。建物の資産価値を守るためにも、保証が切れたという事実を放置せず、まずはプロの点検を受けてリスクと費用を天秤にかけることが重要であると結論付けた。

チャンネル情報

シロアリ1番!を運営するテオリアハウスクリニックが、シロアリ駆除の正しい知識を専門家の立場から客観的な視点で発信するチャンネルです。【専門家プロフィール】田中勇史 (公社)日本しろあり対策協会 防除技術委員|これまで数千件を超える家屋を調査。皇居内施設や帝釈天といった重要文化財の蟻害調査も実施。大学の海外調査にも協力。