「MF級のパス能力」に各国メディアが驚愕 新守護神の座を確立した鈴木彩艶 3000万ポンドの巨額投資は「賭けと呼ぶには相応しくない」

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鈴木の評価は右肩上がりで高まり続けている(C)Getty Images

 今夏、プレミアリーグの名門アストン・ビラの一員となった鈴木彩艶は、チーム加入から現在まで公式戦3試合でスタメン出場を果たし、それぞれの内容が高く評価された。

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 すでに、「新守護神」との呼び声もある24歳は、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台にも初めて立ち、クラブ・ブルージュ戦での白星に貢献。セービングのみならず正確なロングフィードなども注目され、それらのパフォーマンスは、連日のように海外メディアにおいて賛辞とともに報じられている。

 米国スポーツサイト『The Athletic』は現地時間9月10日、「アストン・ビラのザイオン・スズキ、両足から繰り出す“MF級”のパス能力」と銘打ったトピックを掲載した。その中では、「ここまで試合では、シュートストップというGKの基本的な部分で厳しく試される場面はそれほど多くない。一方で、すでに際立っているのがボールの配球能力だ」などとプレーを分析。

 同メディアは、「両足が使え、落ち着きがあり、パスレンジも広い。日本代表GKの加入によって、ビラのビルドアップには以前より多彩な選択肢が生まれている」と綴るなど、ボールを前線に送り攻撃の起点となるスキルを高く評価する。

 また、鈴木に対するクラブの期待は、今夏に投じられた移籍金からもうかがえる。クラブ情報を専門に扱う現地メディア『Read Aston Villa』では、「ビラはスズキ獲得のために約3000万ポンドを投じたと報じられており、加入直後から大きな責任を託した」とすて、その立場の重さを強調。

 さらに、長年にわたってゴールマウスを守ったエミ・マルティネスの退団によって、鈴木に求められる役割がより明確になったと指摘する。同メディアは、「マルティネスがクラブを去ったことで、スズキを取り巻く状況はより分かり易いものに。当初から、『将来を見据えた正GK候補』という立場ではなかった」と説明。将来への投資ではなく、加入直後から結果を求められる存在だったと伝えている。

 そして同メディアは、周囲からの期待に応える活躍が続いていると見込み、「まだ判断材料となる試合数は少ない。それでも、アストン・ビラがスズキに3000万ポンドを投じた決断は、早くも『賭け』と呼ぶには相応しくないものになりつつある」などと論じている。

 磨き上げてきた足元の技術などで、正GKとして早くも信頼をつかみつつある鈴木。新天地での挑戦は始まったばかりだが、確かな手応えとともにその第一歩は踏み出された。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]