弱すぎて「球団がファンに金を払う」異例事態 ジャイアンツ、観戦でチケット代最大20%還元
低迷するジャイアンツが、ファンに球場へ足を運んでもらうため異例の策に打って出た。ニューヨーク・ポスト紙が10日(日本時間11日)、「チケット代を払うのは忘れろ。今度は球団が試合に来るファンに金を払う」と皮肉たっぷりに報じた。
同紙が地元メディア「SF Gate」の報道として伝えたところによると、球団は8月27日、シーズンチケット保有者にメールを送信。今月のカージナルス戦やツインズ戦で、購入済みのチケットを使って実際に来場すれば、チケット価格の15%を来季に使用できるクレジットとして還元すると通知した。さらにカージナルス3連戦ではチームが勝つたびに還元率が上がり、最大20%となった。
ジャイアンツは8月9日以降、勝率5割を20以上も下回る低迷が続き、今週にはメジャーで2番目に早くプレーオフ進出の可能性が消滅した。それでも平均観客数は3万5256人でメジャー8位。ただ、8月3日のトレード期限にメジャーのロースターから6選手を放出して以降は客足が急速に鈍り、直近の本拠地16試合のうち9試合で3万人を割った。それ以前の本拠地56試合では一度も3万2000人を下回っていなかったという。
今回の措置は新たなチケット購入者ではなく、すでに年間席を購入しているファンが対象。チケットは未使用でも公式観客数には計上されるため、球団の狙いは空席を減らし、若手選手に満員に近い本拠地の雰囲気を経験させることにある。
球団はファンへのメールで今季の低迷について「皆さんの失望を共有している」とした上で、残る平日開催の試合への「追加のインセンティブ」と説明。ポスト紙は「どれほど熱心なファンでも我慢には限界がある」とし、惨憺たるシーズンの末に、ファンが“補償”を受ける異例の事態となったと伝えた。

