国土防衛司令部直営射撃場ではさまざまな種類の銃器を体験できる、外国人に人気の観光スポットのひとつ

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 アジアでもトップクラスに外国人観光客が多いタイ。夏休み期間中の8月は多くの日本人が訪れ、タイの魅力を堪能した。円安、タイの物価高とはいえ、まだまだ安く滞在できる一面もあるので、節約しながらタイを楽しむ人も多いようである。
 予算を抑えめに過ごしたければバンコク郊外、他県など、都会であったり観光地、リゾートではないエリアを巡るといい。ローカル価格で過ごすことができるはず。ただ、いいも悪いも表裏一体。ローカルエリアのデメリットもある。タイ語しか通じない問題のほか、治安が悪い場合が多いことが一番の問題点だ。

 外国人向けエリアはスリなどの軽犯罪はあるものの、命にかかわるトラブルは少ない。しかし、実はタイはアメリカほどではないにしても“銃社会”という一面があり、バンコク郊外でも危険なことが多々ある。今年8月7日午前10時ごろ(タイ時間)、バンコク北西側に隣接するノンタブリ県の公立校で、同校に通う男子生徒が校内で拳銃を発砲する事件が起きた。

◆学校で生徒による銃乱射事件、さすがにタイ人も衝撃で首相も現場に駆けつける

 タイ警察の発表による事件の概要・時系列はこんなところだ。

 少年Pは事件当日午前9時30分~9時50分ごろにバッグに銃器を入れ、通常どおり登校し授業を受けていたという。その後、教室から出るとまずは校舎5階の教室に侵入し、教員2人を射殺。階下4階に降りて副校長ら職員を銃撃し、さらに3階にある国語教員用控室や他教室へ向けても発砲した。

 発砲音で教室内などに隠れていた生徒たちは10時15分ごろになって教職員の誘導で校外へ避難。警察や救急隊が現場へ到着し包囲したものの、10時30分ごろ、少年Pは自ら頭部を撃ち自殺を図った。救命措置を受け病院へ搬送されたものの、のちに死亡が確認される。

 この事件で少年Pを含め9人の死者が出ている。少年Pのほか翌日に病院で亡くなった女子生徒1人、学校関係者・教師5人。そして、校外にも2人いた。発生時点では判明していなかったが、少年は登校前に自宅で同居の祖父73歳と祖母74歳を射殺していたのだ。

 少年Pは日本の中学3年生に相当する14歳だった。事件に使用された銃器はCz-75(チェスカー・ズブロヨフカ75)コンパクトとタイでは報じられている。少年は校内で発砲中に何度も弾倉を交換していて、これら弾丸と拳銃は祖父のものであった。当人らが死亡しているのでどのように祖父から少年に拳銃が渡ったのか、あるいは少年が祖父の目を盗んで持ちだしたのかはわかっていない。