残暑の数日後に「出産級の激痛」が…9月も要注意の尿管結石、予防のために見直すべき食生活
そのひとつが、尿管結石です。
腎臓の中でできた石が細い尿管へ落ち、尿の流れを塞ぐことで、尿管が強く収縮して腎臓側の圧も上がって……まあ、とにかく激痛になります。痛みは波のように強くなったり弱くなったりし、吐き気や血尿を伴うこともあるのが特徴でしょうか。
今回は、残暑の時季に油断できない尿管結石について、暑さとの意外な関係や予防法、自然排石にまつわるユニークな研究を紹介します。
◆暑い日の数日後まで注意!?
暑い日は、汗で失う水分が多くなり、尿が少なく濃くなります。尿が濃くなると、カルシウムやシュウ酸などが結晶になりやすくなります。
このような理屈から猛暑の日に結石ができやすくなるのは分かりますが、実は結石による受診は、猛暑の当日だけでなく数日後にも増えることが分かっています。
アメリカ5都市で腎・尿管結石により受診した約6万人のデータから、平均気温30℃の日は10℃の日より、その後20日間で尿管結石で受診するリスクが約35~40%高くなっていました。5都市中4都市では3日以内の関連が最も強く、そして4~6日後にももう一度増えています。
サウスカロライナ州の尿路結石による約13万件の救急受診でも、蒸し暑さの指標である「1日の最高湿球温度」が27℃の日は、10℃の日より、その後10日間で尿管結石での受診リスクが約50%高くなっていました。
増加が目立ったのは当日から翌日で、男性は73%増、女性は15%増と男性の方が圧倒的に暑さの影響を強く受けることも分かっています。
