春の王者、奈良学園大を完封しガッツポーズする大阪公立大・利川太志

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◆近畿学生野球秋季リーグ戦 ▽第1節2回戦 大阪公立大1-0奈良学園大(9月6日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪公立大の左腕・利川太志(3年=西大和学園)がリーグ4連覇中の奈良学園大に完封勝利を挙げた。

 167センチ、57キロと小柄な左腕が奈良学園大打線を5安打に封じる。「真っすぐのコントロールが良くて、捕手の要求通りに投げることが出来た」と好リードの小田一輝(3年=一条)に感謝。スライダー、ツーシームを交え翻弄(ほんろう)した。約1年ぶりの完封でリーグ戦3勝目に「ベスト(ピッチング)でいいんじゃないかと思います」とはにかんだ。

 わずか1点の援護にも「攻撃は見ないようにしていました。祈りながら、自分のやることをしていました。攻撃が早く終わるのは慣れているので」と笑顔で振り返った。

 進学校の西大和学園では校則で部活動は2年の秋まで。“最後の秋”は2回戦で智弁学園にコールド負け。二刀流で活躍し、大学日本代表となった中山優月(現大商大)に本塁打を浴び、高校野球を終えた。

 その後は、大学でプレーすることを目指し、運動は体育の授業だけ。過酷な受験勉強を経て大阪公立大に進学。この日対戦した奈良学園大の1番打者・河原巧主将(4年=奈良大付)とは高校1年夏に対戦。コールドで大敗していた相手を、3打数無安打に封じ、「高校時代の河原選手は、全く手の届かない存在だったけれど、大学で抑えられたのは自信になる」と喜んだ。

 野球は大学までと決めている。今春から同級生の小田とバッテリーを組む。「1年生の頃からオープン戦で組んでいて、同級生ということもありこのバッテリーで勝ちたいと思っていました」。これからも思い出の白星を増やしていく。