突然報じられたTWICEツウィの中国進出説…「一つの中国」支持なら活動支援?台湾で波紋広がる

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TWICEの台湾出身メンバーであるツウィをめぐり、台湾国内で大きな波紋が広がる報道があった。

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中国側が現地での芸能活動を後押しする見返りとして、「一つの中国」への支持を要求する案が浮上したと報じられたのだ。

先日、複数の韓国メディア『マネートゥデイ』『国民日報』『スポーツ京郷』などが台湾メディアの報道を引用する形で一斉に報じた。

報道によると、ツウィは今年末に所属事務所であるJYPエンターテインメントとの契約満了を迎える予定で、再契約に向けた話し合いが進められているという。

中国側からのアプローチと当事者の反応

そうした状況のなか、台湾メディア『ミラーメディア』などは、台湾出身タレントの中国進出をサポートしてきた芸能関係者チャオ・シャオウェイ(趙少威)氏が、ツウィの家族と接触を図っていたと伝えた。

一部の報道によると、中国側がツウィに対し、「一つの中国」や「台湾人は中国人」という主張を公の場で表明すれば、中国の主要テレビ局への出演や大規模なコンサート、マネジメント面での全面的な支援を提供する案が提示されたとされる。

しかしながら、現段階で正式な契約が取り交わされた事実はない。

チャオ氏自身も「ツウィ側と正式な協力契約を結んだわけではない」と釈明している。ツウィ側が現在JYPエンターテインメントと再契約の交渉中であるため、中国進出に関する話も進んでいないとし、家族との対話に政治的な意図が含まれていたかという問いに対しては「なかった」と否定した。

ツウィ(写真提供=OSEN)

一方、『国民日報』が引用した台湾メディアによると、台湾の国家安全保障関係者は、中国当局がツウィの持つ多大な影響力に着目しているとの分析を示した。

ツウィは台湾の若者世代に対して絶大な存在感を誇るスターだ。TWICEは昨年11月、台湾・高雄で2日間の公演を開催し計11万人を動員したほか、今年3月の台北公演でも12万人を動員した。

台湾メディアのFTVは、中国側がツウィに「一つの中国」や台湾統一への支持を公然と表明させることができれば、若年層に向けた大きな象徴的アピールになるとの見解を伝えた。

ただし、これは台湾の安全保障関係者による推測の域を出ず、ツウィ本人やJYPエンターテインメントが中国での活動や政治的立場表明に同意したという事実は一切確認されていない。

過去の騒動とファンに向けたメッセージ

ツウィにとって、「一つの中国」という政治的文脈が自らの芸能活動と関連付けられるのは、これが初めてではない。

2015年、当時16歳だったツウィは韓国のテレビ番組で台湾の国旗を手にしたことで、中国国内から「台湾独立を支持しているのではないか」と猛烈なバッシングを受けた。

翌2016年、黒い衣装を身にまとったツウィは謝罪動画に登場し、「中国は一つ」とする趣旨のメッセージを述べた。

この出来事は台湾社会にも大きな打撃を与え、ツウィは若い世代における反中感情の象徴的な存在として注目された。

それから約10年の歳月が流れた今、再び「一つの中国」というフレーズが、今度は所属事務所との契約満了に伴う今後の進路と絡めて取り沙汰されている。

一連の報道を受けてツウィ本人も先日、ファンコミュニティアプリ「Bubble」にて、ネット上でさまざまな噂が飛び交っている事に触れつつ、「あまり心配しないでほしい」とファンに向けてメッセージを発信した。

TWICEの転換期とツウィの今後

今回のニュースがこれほど注目を集める背景には、TWICEというグループ自体が大きな岐路に立たされている点も挙げられる。

8月10日にはジョンヨンがJYPエンターテインメントを離れ、実姉の女優コン・スンヨンが在籍するVAROエンターテインメントとの専属契約を発表。続いて8月13日にはチェヨンも同様にJYPを退所することを明らかにした。

しかし、ジョンヨンは「TWICEは変わらず守っていく」、チェヨンも「TWICEとしての活動はこれからも変わらず続けていく」と述べており、ともにグループ活動を継続する強い意志を示している。

すなわち現在のTWICEは、メンバー9人全員が同一の事務所に留まる形態から、「ソロ活動は各自で、グループ活動は一緒に」という新たなステージへと移行しつつある。

このような変革の渦中で浮上したのが、ツウィの中国進出をめぐる今回の一連の報道である。

ツウィ(写真提供=OSEN)

ただし、現時点でツウィがJYPを離脱することが確定したわけでも、中国での活動が決まったわけでもない。当然ながら、「一つの中国」への支持表明に同意したという事実も存在しない。

JYPエンターテインメントとの契約協議が続けられるなか、27歳を迎えた彼女が今後どの場所を拠点とし、どのようなスタイルで歩んでいくのか。TWICEの未来とともに、台湾をはじめ多方面から熱い視線が注がれている。

(記事提供=スポーツソウル日本版)