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 ◇ア・リーグ エンゼルス6-1パイレーツ(2026年9月5日 ピッツバーグ)

 エンゼルスの菊池雄星投手(35)が5日(日本時間6日)、敵地でのパイレーツ戦に先発。6回5安打無失点の好投で今季初勝利を挙げた。チームは投打のかみ合う展開で、連敗を3で止めた。

 初回からエンジン全開だった。先頭のグリフィンを直球で追い込み、最後はスプリットで空振りの3球三振に仕留めると、続くバルデスはスライダーで中飛。2死後、レイノルズに中前打は許したが、4番・クルーズはカーブで空振り三振に仕留めて初回を無失点で立ち上がった。要した球数はわずか10球とテンポの良さが際立った。

 2回は1死から二塁打を許し、この試合初めて得点圏に走者を背負ったが、トリオロを96.9マイル(約155.9キロ)直球で遊ゴロ、続くマンガムにはこの日最速の98.2マイル(約158.0キロ)直球を投じ、見逃し三振に仕留めた。3回は初めての3者凡退。味方が先制した直後の4回は先頭打者を死球で出塁させたが、クルーズをスライダーで一ゴロ併殺に打ち取るなど、確実にスコアボードに「0」を並べた。

 威力ある直球を軸に、カーブ、スライダー、スプリットで縦横に揺さぶり、相手打者に的を絞らせなかった。3-0の6回には2死一、三塁のピンチを迎えたが、6番・フローレスを96.5マイル(約155.3キロ)直球で力ない中飛に打ち取った。引き締まった表情で力強く左拳を握りしめ、捕手のバレステロスとタッチを交わした。

 打線は4回、バレステロスの右前打で先制すると、5回にはローの11号ソロなどで2点を追加。7回には1死からの長短4連打で3点を挙げるなど、着々と得点を加えた。菊池は援護にも恵まれ、自身の投球を貫徹。左肩炎症からの復帰後初、今季2度目のクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)を記録し、確実に試合をつくった。

 菊池は左肩炎症で5月3日(同4日)に負傷者リスト(IL)入り。傘下マイナーでのリハビリ登板を経て、8月23日(同24日)レンジャーズ戦で116日ぶりにメジャー復帰した。同戦は5回7安打5失点と乱れ、復帰2戦目となった前回登板31日(同31日)のフィリーズ戦では7回6安打2失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、2戦ともに敗戦投手に。待望の初勝利を挙げ、今季の成績は1勝6敗、防御率4.96となった。