広島・岡本駿が延長11回に決勝被弾 9回に森浦投入も逃げ切れず4時間37分激闘に敗れ自力CS消滅
◇セ・リーグ 広島5─10巨人(2026年9月5日 マツダスタジアム)
広島は5日の巨人戦に5-10で敗れ、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。1点を勝ち越した直後の9回に守護神・森浦大輔投手(28)が追い付かれると、延長10回から救援した岡本駿投手(24)が2イニング目の延長11回に甲斐に決勝弾を被弾するなどして一挙5失点。2年ぶりに同カードの負け越しが決まり、勝率差で再び最下位に転落した。
負ければ自力でのCS進出の可能性が消滅する危機。先発・玉村から必死につないだ救援のバトンは延長11回に無情にも途切れた。7番手で登板した10回を打者3人で料理しながら、2イニング目につかまった岡本は厳しい表情で声を絞り出す。
「前のイニング(延長10回)をテンポよく3者凡退でいけただけに、あの回も抑えたかったという悔しい思いはあります…」
同点の11回。途中出場の先頭・甲斐に痛恨の一発を被弾した。カウント2-2からの真ん中高め直球を左翼席へ。ぼう然とする右腕。1死後、四球と安打で一、二塁を招き、代打・坂本に左越えの2点二塁打を許したところで降板となった。
「甘い球が多いかなと思います…」
8月15日の阪神戦から中継ぎに回って以降、9試合で4本目の一発被弾。岡本はうなだれる。1死二塁で継いだルーキー・工藤も流れを止められず、長短2安打に四球が絡んで、この回一挙5失点。万事休す…だった。
振り返れば、3-2の5回に登板した大瀬良から救援陣は苦投を強いられた。2死から増田陸に同点弾を許すと、8回に登板した高は連続二塁打で勝ち越し点を献上。佐々木の逆転2ランが飛び出した直後の9回に、満を持して投入した森浦も誤算だった。
「四球を出してしまったのが反省点。勝負できていれば…」。守護神がそう振り返った通り、1死から代打・丸に与えた四球が起点となり、泉口に痛すぎる同点打を浴びた。
疲労の残る4時間37分の総力戦。新井監督は、敗戦投手となった岡本について「最近ちょっと内容的に良くない。疲れもあるのかなと思う」と言及。自力でのCS進出の可能性が消えたことには「一戦一戦、頑張るだけ」と必死に前を向いた。
巨人戦は2年ぶりの負け越しが決まり、勝率差で再び最下位に転落。だからと言って、下を向いてはいられない。3位・DeNAとは5・5ゲーム差でも直接対決が4試合ある。残り24試合、一戦必勝で意地を見せたい。(江尾 卓也)

