《「今日好き」出演22歳インフルエンサー、コカインで逮捕》黒スーツに白い大マスク…三野宮鈴被告の初公判 「白目でキマる」“薬物系TikToker”との関係とは
TikTokフォロワー22万人を誇る人気インフルエンサーの三野宮鈴被告(22)が、高知市の路上で当時交際していた青木敬士郎被告(別期日で審理中)と共同で違法薬物を所持していたとして、麻薬及び向精神薬取締法違反の罪で起訴され、8月31日高知地方裁判所にて初公判が行われた。
【写真を見る】水着姿やバニーガール姿を披露していた三野宮容疑者。白目をむきキマっている表情の青木容疑者。
なぜ高知県で逮捕されたのか。違法薬物との関わりはどのようなものなのか。逮捕時は被疑事実を否認していたとされており、法廷での供述に注目が集まった。傍聴を行った裁判ライターの普通氏がレポートする。【前後編の前編】
48席の傍聴席は半分も埋まらず
逮捕以降、捜査の進捗についてさほど報じられずに迎えた初公判。公判が行われる高知地方裁判所は人通りの多い高知城のすぐ隣に位置する。当日は、職員も法廷内に配備され、三野宮被告の人気を配慮した体制を敷いていたが、48席の傍聴席は半分も埋まらなかった。
三野宮被告は、身柄拘束をされておらず弁護士とともに入廷した。黒のスーツ、白いシャツを着て、とても小柄な印象を持った。長い黒髪は後ろで結んでいた。白の大きなマスクを着用しており、表情の細かい機微までは追うことができなかった。
初公判の手続きでは、被告人の生年月日、現住所、職業などが法廷内で確認されるが、三野宮被告のプライバシーを考慮してか、起訴状の通りとして読み上げは省略された。
起訴状で判明した「コカイン1.27グラム」
起訴状によると、三野宮被告は青木被告と共謀して、2026年6月に高知市内にて違法薬物であるコカインを含有する粉末約1.27g、ケタミンの粉末約2.67gを所持していたとされる。
裁判官から認否を問われた三野宮被告は、はっきりとこう答えた。
「間違いありません」
起訴事実を全面的に認めた形だ。入廷直後は目の動きからも緊張や強張りが見て取れたが、裁判官が丁寧な言葉で訴訟を進行する様子や、弁護人の声かけなどによって、その表情は徐々に和らいでいった。
「今日好き」出演、ミスマガジン受賞の素顔
検察官の冒頭陳述などにより、三野宮被告の経歴が明らかになる。
三野宮被告は高校在学中から芸能活動に従事し、卒業後は芸能事務所に所属しモデルなどを行い、事件当時は商品をSNSに紹介するインフルエンサーとして活動していた。家族と同居している。
「2020年に人気恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。夏空編』(ABEMA)に出演し一躍人気者に。『ミスマガジン2022』で読者特別賞を受賞したことでも知られグラビアアイドルとしても活躍を続けていた」
とは芸能プロ関係者。冒頭陳述は、青木被告との関係へと進んでいく。
両者が交際を開始したのは2024年のこと。出会った経緯などは現状明らかになっていない。違法薬物は青木被告が入手し、共に使用するという形で、三野宮被告も複数回使用していたと言う。青木被告は"薬物系TikToker"として知られ、たびたび白目でキマる動画や白い粉を吸引する動画を配信していた。
2人の親密ぶりについては、以前から周囲も知るところだった。両者を知る女性は匿名を条件にこう明かしていた。
「2人は以前から交際しており、渋谷のナイトクラブなどによく出入りしていたと聞きます。青木の動画に三野宮の声が入っていたこともありました」
冒頭陳述に戻る。今年2~3月ごろ、青木被告は車中泊で全国を巡る旅を行っており、三野宮被告も帯同していた。4~5月にかけてその旅行は中断され、その間に青木被告は今回押収された違法薬物を知人から5万円で購入したとされている。青木被告のスマートフォン内には、その購入した薬物と三野宮被告と思われる手が映った画像が残されていた。そして、旅は再開される。三野宮被告は高速バスで東京から神戸へ向かい、青木被告と合流したという。
法廷では続いて、青木被告のスマートフォンに残された動画の中身が読み上げられていく。そこで交わされていたのは、薬物を選び合う会話だった──。
(後編に続く)
