文溯閣「四庫全書」のIPデータベース構築 中国甘粛省

【新華社蘭州9月3日】中国の出版メディア企業、読者出版伝媒は、清代に編さんされた漢籍叢書(そうしょ)「四庫全書」文溯閣(ぶんそかく)本のデジタル資源を活用したデータベースのシステムがほぼ完成したと明らかにした。
データベースの名称は「文溯閣版『四庫全書』デジタル資源文化クリエーティブIP(知的財産)庫」。今回の事業は、四庫全書に含まれる図版や書風、紙面配置、注釈などの文化要素を整理・分類・タグ付けし、出版や展示、関連商品などに活用するのが目的という。
データベースにはコンテンツ500点以上、画像5千枚以上を収録。コンテンツの登録は現在も続いている。

四庫全書は乾隆年間に編さんされ、先秦時代から清代前期までの当時現存していた主要文献を収録した中国最大の叢書で、正本は7部作製され、3部と一部が現存している。うち、甘粛省蘭州市に保存されている文溯閣本は、全6141函、3474種、3万6315冊に上る。
甘粛省図書館の肖学智(しょう・がくち)館長によると、蘭州市は専用の蔵書館を建設し、温度と湿度を一定に保つ地下書庫で文溯閣四庫全書を保管している。劣化防止などを理由に一般公開されたことはなかったが、保護と利用の推進のため2021年にデジタル化・影印出版事業を開始した。全体のスキャンは22年5月に終了し、25年7月にはデジタル化が完了し、検収を終えた。(記者/何問、郎兵兵)


