年末に向け株高?(C)日刊ゲンダイ

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 AI・半導体が牽引してきた株式市場が、ここへきてどんよりムードになっている。イケイケだった相場は一段落し、日経平均は6万円台後半をウロウロ。とはいえ、年末の7万円突破を予想する市場関係者は少なくなく、8万円の声も聞こえてくる。9月は株主優待を実施する企業が多く、何となくお得感がある。年末の株高を期待しながら、優待もゲット。今こそ投資のチャンス──。

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■年末ジャンボ宝くじ10枚がもらえる

 9月の株主優待は約470社ある。最も多い3月(約860社)に次ぐ規模だ。

 それだけに優待内容はバラエティーに富む。おなじみのクオカードやカタログギフト、外食店の優待券、カレンダー……。

「ユニークな優待も見つかります。たとえば宝くじ。年末ジャンボ宝くじなんかもあります。レジャー施設の入場券は子供たちに喜ばれます」(40代の個人投資家)

 宝くじを実施しているのはビルやマンションの外壁防水でトップのマサル。200株保有で年末ジャンボ宝くじが10枚(3000円相当)もらえる。優待をゲットできる最低投資金額は100万円を超すものの、宝くじの当せんで億単位を手にする夢が膨らむ。

 サンリオは100株保有で「サンリオピューロランド」などの優待券1枚がもらえる(最低投資金額は12万8650円、8月31日終値ベース=以下同)。

■甘党はチョコやバウムクーヘン

「外食店で利用できる優待券もうれしいですが、自宅に届く食品はありがたいです。物価高だし、少しでも生活の足しになる優待品は助かります。コーヒー好きもあってキーコーヒーの株を100株保有しています。9月と3月にコーヒーの優待が確定するので、送られてくるのを楽しみにしています」(前出の40代)

 キーコーヒーは100株保有(20万3800円)で1000円相当のコーヒーが届く。

 コーヒーやビールのお供になりそうなポテトチップなど2500円相当が送られてくるのは湖池屋だ。100株保有(49万5000円)でゲットできる。

 せんべいなどの米菓で知られる岩塚製菓は200株保有(61万2000円)で1000円相当の菓子セットだ。チョコレートやバウムクーヘンでおなじみのmeito(旧・名糖産業)は100株保有(34万7500円)で2000円相当の自社製品がもらえる。

継続保有でプラスアルフ

 食卓をにぎやかにしてくれる優待もいい。

「今は、その会社の株を持っていませんが気になっている優待はあります。高級ハムが送られてくる銘柄です。丸大食品などかな」(前出の40代)

 丸大食品は200株保有(45万5000円)で3000円相当のロースハムなどがもらえる。うれしいのは3年以上継続保有すると、3000円相当に加え1500円相当の商品がプラスされること。

「近ごろは継続保有という考え方が増えています。なかには1年以上継続保有しないと株主優待をもらえない会社もあります。一方で、丸大食品のように長期の継続保有者を対象に優待商品を追加するところも出てきました。新NISAで投資をスタートした人は、どちらかといえば長期保有が前提でしょうから、うれしい特典ということになるでしょう」(株式評論家・倉多慎之助氏)

 プリマハムは長期保有の特典はないが、200株保有(49万1000円)で3000円相当のロースハムがもらえる。普段はなかなか買えないリッパなハムがドーンと送られてくるので、株主気分を十分に味わえそうな一品だ。

 練り物などで有名な紀文食品は300株保有(34万1100円)で3500円相当の商品が届く。おでんやはんぺんなど、寒い時期にピッタリの詰め合わせだ。

■松坂牛カレーをお得にゲット

 給食や介護のアスモはお得感たっぷり。300株保有(12万9000円)すると、松阪牛カレーと松阪牛焼き肉缶詰(3600円相当)をゲットできる。優待利回りは約2.8%。500株保有(21万5000円)だと、7300円相当にハネあがるから、こちらの利回りは約3.4%となる。

 株主優待といっても仕組みはさまざま。100株でOKな企業もあれば、200株、300株保有が前提の銘柄もある。保有株数が増加すると、優待内容が変わるところもチラホラ。

「9月は王道の優待からユニークなものまで揃っています。優待を得られる最低投資金額も異なりますから、じっくりと検討してみてください」(倉多慎之助氏)

 基本的には9月28日(権利確定日)までに株を購入する必要がある。株高期待と優待ゲットで、低迷気味の株式市場を楽しんでみては?