浸水冠水した住宅街からボートで運ばれる住民(30日午後1時8分、福井県坂井市で)=桐山弘太撮影

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 福井県は29日夜から大雨が降り、気象庁は30日午前4時半、福井市、大野市、勝山市の3市に危険度が最も高い「レベル5大雨特別警報」を出した。

 3市は一時、約30万3000人に「緊急安全確保」を発令。坂井市では市街地が大規模に浸水した。女性が水路に落ちるなどし、坂井市と大野市で計2人が軽傷を負った。

 5月に新たな防災気象情報の運用が始まってから、大雨特別警報が発表されるのは、今月13日の千葉豪雨、27日に石川、富山両県を襲った大雨に続き3例目。

 気象庁によると、福井県では29日夜から雨脚が強まり、24時間降水量は勝山市で30日午前9時10分までに350・5ミリ、福井市で午前11時までに318・0ミリ、大野市で午前11時20分までに281・0ミリに達し、観測史上最大を更新した。特別警報は午前11時40分、「レベル4大雨危険警報」に切り替えられた。

 同県のまとめ(30日午後5時現在)によると、6市2町に計115か所の避難所が開設され、最大592人が避難した。福井市などの23河川計26か所で水があふれ出すなどし、道路や農地が冠水。少なくとも住宅94軒と医療機関4施設などが床上・床下浸水した。