青学大・原晋監督 指導者人生で唯一の采配ミス「輝ける場所を作ってあげたかった」 大泉洋も涙
箱根駅伝3連覇を達成した青学大の原晋監督(59)が、29日放送の日本テレビ「24時間テレビ49−愛は地球を救う−」(29日後6・30〜30日後8・54)にVTR出演し、指導者人生でたった一度の過ちを告白した。
10月スタートのドラマ「俺たちの箱根駅伝」で主演を務める俳優・大泉洋が、東京・町田の寮を訪れ、原監督の胸の内を聞き出した。
原監督は現役引退後、中国電力の営業マンとして働いていたが、04年に退職し、青学大の陸上部監督に就任。就任5年目、チームは33年ぶりに箱根への切符をつかんだ。その後は18年連続出場。9度の総合優勝と一躍、強豪校へと変貌を遂げた。
父親役でありながら、選手選考の際には鬼になって“我が子”たちをふるいにかけなければならない。一度だけ、監督失格とも言える過ちを犯したことがあるという。21年の第97回大会だった。
主将の神林勇太さんが、大会直前に仙骨の疲労骨折が発覚。「何で神様は、頑張った者に対してこんな苦労、試練を与えるのって思いました」。しかし、コロナ禍に沈むチームを引っ張ってきた頑張りに報いたいと、出場メンバーに推そうとしたという。
「学生なんかに、涙なんか流すなって指導している私が、ボロボロ泣きながら、問いかけましたかね。“神林を使いたい”と言いましたね。“故障によって走れなくなって、途中リタイア。チームは記録なし…それでいいじゃないか。このチームのためにここまで頑張ってくれたのは神林なんだから、また来年、チームを立て直してくれたら、それでいいんじゃないの?”って話をした。監督として、その采配はやるべきではないんでしょうね」
しかし、神林さん本人から「外して欲しい」と申し出られ、原監督は泣く泣く、メンバーから外したという。神林さんは給水係として、箱根路を駆け上がる選手をサポート。原監督が「輝ける場所を作ってあげたかった。ある意味、親心になるのかな」とつぶやくと、美穂夫人が「そういうの、うまいよね」と隣でツッコミを入れた。
番組では、神林さんをはじめ、原監督の元を巣立っていったOBたちから、サプライズでビデオメッセージが届けられた。神林さんは「“途中で棄権をしてもいいから、走って欲しい”と泣きながらその話を全体にして欲しいとは思っていなかった」といい、「頑張りを認めてもらえたことで、今もこうして頑張れています。まるで原監督のようと言われる大人になれるように頑張りたいと思っています」と決意の一言。原監督、大泉も涙で聞き入っていた。

