【点検作業に密着】イオンモール熊本爆発受け…経産省が「LPガス」緊急点検要請 東日本大震災を契機に“災害に強いエネルギー”として国が導入支援
イオンモール熊本の爆発事故について、経済産業省はLPガスによる爆発の可能性が高いとして、原因究明を進めています。各地で進むLPガスの点検に密着しました。
■爆破事故から1か月…詳細な爆発原因特定されず

7人が亡くなった「イオンモール熊本」の爆発事故から28日で1か月。
経済産業省は原因について、事業者から配管の損傷で漏れ出したLPガスに着火し爆発した可能性があるとの報告を受けていますが、詳細な爆発原因は特定されていません。
実は、LPガスは災害に強いエネルギーとして国が導入を支援してきました。
■“LPガス使用”道の駅では…

福島県にある「道の駅」では。
道の駅はなわ 佐藤光一駅長
「こちらがLPガスのバルクタンク」
この施設ではガスコンロや空調などにLPガスを使用しています。
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厨房(ちゅうぼう)を覗いてみると、ガス漏れを感知する警報器が4つあるほか、ガスを止める遮断弁が設置されていました。
道の駅はなわ 佐藤光一駅長
「(Q.この白いの?)はい。震度5以上の揺れがあった場合に緊急的に遮断するシステム」
■“災害に強いエネルギー”LPガス…国が導入支援

そしてこの「道の駅」は…
塙町役場 金田一徳農林推進課長
「ここは町の指定避難所となっています」
東日本大震災を契機に国は、LPガスの設備を導入する避難所などの施設に対し、費用の一部を補助する支援を行ってきました。
LPガスは圧力をかけると比較的容易に液体になり、持ち運びやすく長期保存が可能です。また、都市ガスは一部が損傷するとエリア全体で利用できなくなる可能性がありますが、LPガスは個別に調査・点検を行うため、早くに復旧できる一面があり、「災害に強いエネルギー」といわれています。
■爆発事故受け…経産省が緊急点検要請

こちらの埼玉県の住宅街では、LPガスのタンクが設置され、132の家庭などに供給されています。今回の爆発事故を受け、経産省は全国のガス会社に緊急点検を要請しました。ガス設備の点検はどのように行われているのでしょうか。
ガスワン大宮営業所 小久保浩明所長
「主にこのタンクの貯槽の外観部分と中の調整器、あと配管の継ぎ目です。そういったものを点検していきたいと思います」
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ガスが漏れていると音が鳴る検知器を当て確認していきます。
そして、もう1つの箇所が、地震の時にガスの供給を止める感震遮断弁です。一定の震度で自動で弁が閉じガスの供給が止まるといいます。
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地震が発生した想定で試してもらうと…
ガスワン大宮営業所 小久保浩明所長
「今、ガスが抜けている状態、圧力が抜けた状態です。(Q.遮断された? )(ガスが)遮断された状態です」
今回の点検では異常は見つかりませんでした。
ガス会社によると、LPガスは一般的にタマネギが腐ったような臭いがするということで、「臭いがしたら、すぐに供給会社に知らせてほしい」としています。