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 ◇ナ・リーグ ドジャース0―1ブレーブス(2026年8月27日 アトランタ)

 ドジャースの山本由伸投手(28)が27日(日本時間28日)、敵地でのブレーブス戦に先発。6回1/3を4安打1失点と好投したが、味方の援護に恵まれず、メジャーでの自身最多13勝目はならなかった。

 一瞬で先制点を失った。初回、ブレーブス1番・ボールドウィンに対して投じた初球のスプリットを捉えられ、右翼席への先頭打者弾を被弾。山本は着弾を確認すると、わずかにうなずき、唇をかんだ。

 わずか1球で失った先制点。「先制点だったり、そういったのはすごく大切になるなっていうのをすごく意識してましたし、集中して試合には入りましたけど、まあ初球を甘く行ったところ、ホームラン打たれて悔しいポイントになったと思います」と厳しい表情で話した。

 それでも引きずることはなく、試合をつくった。次打者・アルビーズはフルカウントから96.1マイル(約154.7キロ)直球で空振り三振。後続も一ゴロ、二直と打ち取って、初回を最少失点で切り抜けた。

 2回は3者凡退。3回は1死二塁と得点圏に走者を背負ったが、本塁打を打たれたボールドウィンをシンカーで空振り三振、アルビーズを三邪飛に仕留めてスコアボードに「0」を入れた。4回はカーブで2つの三振を奪うなど3者凡退で終え、5回以降も相手打線に付けいる隙を与えず。7回1死一、二塁と走者を背負った場面で2番手・ドライヤーに交代した。

 痛恨の1球だったが、トータルで見れば、先発しての役割は十分に果たした。「凄くいい打線でしたし、チーム全体の、すごく状態が良いのも分かってたんで、気を引き締めて、一人ずつ投げていいきました」と振り返った。

 メジャー屈指の投手との投げ合いに挑んだ。ブレーブス先発は24年のサイ・ヤング賞左腕で、通算157勝を誇るクリス・セール。今季この試合まで、12勝9敗で山本を上回り、リーグ2位の防御率2・20を記録している。前日26日(同27日)には大リーグ公式サイト「MLB.com」でも「格別の興奮が伴う」と紹介された対戦。セールもドジャース打線を完璧に封じ、両投手が実力を存分に発揮する展開となった。

 勝ち星こそならなかったが、今季24試合目の登板で19度目となる6投球回以上、自責点3以内のクオリティースタート(QS)を記録。味方の援護がない中でも、淡々とアウトを積み重ね、自身の仕事をまっとうした。