千鳥・大悟に“帰阪”を直訴した関西落語家「帰ってこないと大阪はなくなりますよ」
落語家の月亭八光が、24日放送の日本テレビ『大悟の芸人領収書』(月曜23時59分)に出演し、大阪のテレビ界を取り巻く状況について危機感を語り、東京で活躍する千鳥・大悟に対し、大阪での活動を増やすよう熱烈に要望した。
「関西枠、なくなってきてるんです」今回の放送は「あの頃の大悟を知るなにわ芸人襲来SP」として、八光、スマイル、宇都宮まきらがゲスト出演。大悟とは約25年の付き合いだという八光は、自身の領収書について「大阪が今、大変なことなんで、我々、僕も踏まえ、大阪の芸人が生き延びていくためには、絶対必要な領収書なんです、これは」と切り出した。
大悟は「でも、僕ももう八光さんとは25年ぐらいの付き合いになりますけど、1回も落語は見たことないんです」と冗談交じりに指摘。八光は笑いながら受け止めたが、大悟も「でも、もう本当にもう大阪のもう何から何までやられてる方です」と、その幅広い活動ぶりを紹介した。
八光は、東京進出から約15年がたった大悟に「あの頃の大阪とは、もう今、違うんですよ」と投げかけた。大悟が「15年前とそんなに違いますか?」と問うと、八光は「やっぱりもう、何にも知らんなっていう感じですね」「大阪は今、大変です」と力を込めた。
その背景について、八光は大阪のテレビ局が従来、地域に根ざしたローカル番組を数多く制作してきたと説明。「大阪って、やっぱローカルですけど、各テレビ局が強いんで。大阪のローカル番組、作ってるんすよ」と語った。一方で、近年は番組が終了しても後番組として新たな関西制作番組が始まらないケースがあるという。
「これが今、番組が終わるとね、次が始まらないんすよ。東京の番組を、受けるようになってるんです。関西枠、なくなってきてるんです。だから、もう作れる状況ではないんですよ」と訴えた。
大悟は「ちょっと待ってください。あの…会社の偉い人に喋って」と笑いを誘ったが、八光は「これはね、会社の偉い人に言うても、何ともならないんですよ」と返答。大阪発の番組を増やすためには、東京でも高い知名度を持つ大悟の存在が必要だと考え、「大悟さんぐらいの方が…」と期待を寄せた。
店を開けて迎える“大阪流”の接待術八光は、大悟に対して「もう一度、気合いを入れて僕は大阪に来てほしいんです」と直接訴えた。大悟が「ワシらがもう一回、大阪でもっとってことですか?」と確認すると、八光は「もっとやってくれたら、その中で便乗して番組を作ることができるんですよ」と説明。「大阪を、もっといいところだと知って欲しいために、東京のタレントさんであるとか、大阪に来る人に、僕はいろんなご飯屋さんを紹介したりとか」と、領収書の使途を明かした。
大悟が笑い出す中、八光は「接待をしてるんです」ときっぱり。来阪するタレントの宿泊先を踏まえ、移動しやすい店を選ぶことや、テレビで見た印象から体調に合いそうな料理を考えることまで挙げた。「テレビ見てて、『あ、この人この間、なんか顔疲れてはったな。ちょっとお野菜多めのお鍋がええんちゃうかな』とか」と、細やかな気配りを披露した。
大悟も、その徹底ぶりを裏付けるエピソードを明かした。大阪で宿泊する際、八光に連絡したものの、本人は大阪にいなかったという。それでも大悟が「そんなら大丈夫です」と伝えた直後、八光から「大悟、店開けれることになったから、そこで勝手に飲んどいて」と連絡が入ったという。知り合いの店を開けてもらうという対応に、八光は「大阪って素敵でしょ?」と胸を張り、大悟を笑わせた。

