CYONさんがオーダーした特製コーヒー

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 仕事を終えてヘトヘトになって帰宅した夜、自宅のリビングで待っていたのは、手作りのメニュー表を掲げた小学5年生の店長。細やかなカスタマイズまで対応してくれる本格的な「おうちカフェ」の温かいおもてなしが、Xで多くの人々の心を和ませています。

 「帰宅したら小5が店長をやっているカフェが開店してた」と投稿したのは、XユーザーのCYONさん。「店長は話好きで少しうるさいけど憎めない人柄。バイトリーダーらしき方は同年代の女性でかわいかった。実家のような雰囲気で落ち着けたので、また行こうと思う(星5つ)」と、ユーモアあふれるレビュー風に綴られており、どうやら大満足の来店体験となったようです。

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■ 夜9時半に「いらっしゃいませ!」 手作りメニューで迎えた小5店長

 この日、残業を終えて午後9時半頃に帰宅したCYONさん。ドアを開けると、ダイニングで待ち構えていた小学5年生の息子さんが元気いっぱいに「いらっしゃいませー!」と声をかけ、手作りのメニュー表を差し出してきたといいます。

 スケッチブックに丁寧に書かれていた店名は「フラワーボクシー」。息子さんに由来を聞いたところ、「花」と「ボクシング」という自身の好きなものを2つ掛け合わせたとのことですが、CYONさんにとっては「ボクシングが好きなんて初耳でした」という思わぬ新事実の発覚でもあったようです。

 メニュー表には、コーヒーの濃さ(濃いめ・ふつう・甘め)や生クリームの有無、チョコソースの量(すくなめ・ふつう・多い)まで選べる細やかな注文システムが用意されており、手作りの「おまちばんごう」札まで用意されています。

 CYONさんが「コーヒー濃いめ、生クリーム有り、チョコソースふつう」をオーダーすると、運ばれてきたマグカップには、たっぷりの生クリームと綺麗にかけられたチョコソース、そしてストローまで添えられた本格的な一杯が注がれていました。

■ 幼少期のごっこ遊びが進化 おもてなし大好きな息子さんの優しさ

 息子さんは幼い頃からお店屋さんごっこで遊ぶのが大好き。普段からバナナジュースやフルーツポンチを作って振る舞ってくれるなど、もともと人をもてなすのが大好きな性格なのだそう。しかし、メニュー表まで用意した本格的なカフェ仕立ては今回が初めての試みでした。

 ちなみに投稿内で「バイトリーダーらしき同年代の女性」と表現されていたスタッフの正体について聞くと、「(私と)同年代の女性ということで、バイトリーダーは『妻』です。つまり妻がかわいいというノロケです」と、思わず笑顔になる種明かしもしてくれました。

■ 本音は食後が良かったけど……「かわいいのでOKです!」

 仕事終わりの疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれた特製ドリンク。当時の率直な心境をCYONさんにたずねてみると、「残業して帰宅し、まずは晩ご飯のラーメンを食べたかったのですが、先にこちらが出てきました。正直な気持ちとしましてはコーヒーラテは食後が良かったです」と笑い混じりの本音をポロリ。

 しかし最後には「でもかわいいのでOKです!」と、息子さんの愛らしい気遣いに目尻を下げていました。

 家族の温かい連携と、成長した息子さんの優しいサービス精神がたっぷり詰まった「フラワーボクシー」は、疲れて帰ってきたパパにとって、世界中のどんな名店よりも深く心に染み渡る極上の星5つカフェなのでした。

<記事化協力>
CYONさん(@fuwa_cyon)

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026082502.html