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 ◇スペイン1部第2節 バレンシア 0―0 セルタ(2026年8月22日 バレンシア

 スペイン1部バレンシアのMF佐藤龍之介(19)が22日、開幕戦(W杯日程が考慮されたため第2節)の本拠セルタ戦で先発デビュー。得点には絡めなかったが後半12分までプレーし、0―0のドロー発進。10代での開幕スタメンは、欧州4大リーグでは日本人初の快挙となった。

 佐藤は今夏、FC東京から名門バレンシアに完全移籍。加入後初の実戦となった7月22日の2部エルデンセとの練習試合では、鮮やかな右足ボレーを決めて鮮烈な“新天地デビュー”。プレシーズン最終戦となった今月13日の3部エルクレス戦でもゴールを決めるなど、結果を残すと地元メディアから称賛。アス紙は「素晴らしいゴールと非常に立派なパフォーマンスで、プレシーズンにおけるサプライズの一人としての存在感を確かなものにした」と期待度の高さを示した。

 そして迎えた注目の開幕戦でいきなりスタメンに抜てき。5―4―1の2列目右サイドに入ると、縦横無尽に動き回って積極的にボールに絡むなど攻撃をけん引。

 前半10分には右サイドから中央へランニングしながら裏へと抜け出しスルーパスを受けると、ゴール前でボールキープして味方へラストパス。FWダンジュマのシュートが外れ、結果的に佐藤の飛び出しもわずかにオフサイドとなったが本拠サポーターからは大きな拍手が送られた。

 後半に入ると押し込まれる展開が多くなり、佐藤も守備に奔走。前半から献身的なプレスバックを見せるなど運動量が多かったこともあったのか同12分で早めの途中交代。悪い流れを変えるべくFWサディクが投入された。

 その後、FWダンジュマが惜しいシュートを放つ場面もあったが無得点で0―0のまま終了のホイッスル。本拠で白星発進を飾れず勝ち点1を分け合う結果に終わった。第1節となる次節ベティス戦は25日、再び本拠で行われる。

 なお、アス紙(デジタル版)は開幕戦57分のプレーとなった佐藤に対し「佐藤はハビゲラとともに攻撃に火をつけた。デビュー戦としては十分すぎるほどのパフォーマンスだった」と評価。新加入選手ながら攻撃の“中心”となっていたとした。

 ▽バレンシア 1919年創設。本拠地はスペイン南東部のバレンシア。リーグ優勝6回、国王杯制覇8度を誇る名門で、03〜04年にはUEFA杯(欧州リーグの前身)で優勝し欧州スーパー杯も2度制覇。チームカラーは白とオレンジ。ホームはエスタディオ・デ・メスタージャで、収容は約4万9400人。