一時逆転の2ラン放った健大高崎・石田雄星「人生最高の夏休みだった」…準優勝に晴れ晴れ
第108回全国高校野球選手権大会の決勝が22日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われ、智弁和歌山(和歌山)が4―3で健大高崎(群馬)を破り、2021年以来、4度目の優勝を果たした。
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智弁和歌山は1点を追う八回、川原のスクイズなどで2得点して逆転。救援の久葉が九回を抑えて逃げ切った。健大高崎は八回に石田雄の2ランで一時は逆転したが、踏ん張り切れなかった。
青柳監督「後半の入りは理想通り」
七回を終えてスコアは1―2。ロースコアの展開に持ち込み、健大高崎の青柳監督は「後半の入りは理想通りだった」と振り返る。八回、一時逆転となる主将の2ランは、その流れの中で生まれた。
一死二塁で打席に入った石田雄は、カウント1ボール1ストライクからの3球目、内寄りのカーブを迷いなく振り抜いた。球場が大歓声に包まれる中、打球は右翼ポール際へと吸い込まれていった。「切れると思ったが、アルプスやベンチの仲間たちが押し込んでくれた」。右手を突き上げてダイヤモンドを1周した。
春の選抜は2年前に初優勝を遂げたが、夏の選手権は2014年の8強が最高成績。周囲からは「夏に弱い」と見られ、青柳監督も自覚する。連戦が続く熱い夏を勝ち抜くため、今のチームは投手層を厚くし、守りからリズムを作る野球を目指してきた。今大会は6人が登板し、3試合で1点差勝利を挙げるなど狙い通りに勝ち上がり、決勝も思い描く展開に持ち込むことはできた。だがあと一歩、頂点には届かなかった。

石田雄は「投打のすべてで相手が上だった」と力の差を受け入れつつ、「悔しいけど、チームの歴史は変えられた。人生最高の夏休みだった」と胸を張った。夏の悲願達成は後輩たちへと引き継がれていく。(坂本俊太郎)
健大高崎・青柳監督「終盤のミスで負けてしまったが、大会を通じて非常にいい守備だった。夏の決勝の景色を見せてもらった選手たちに感謝を言いたい」
