岸惠子さん

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 20日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月〜金曜・午後1時)では、老衰のため7日に死去した女優の岸惠子さん(享年93)を追悼した。

 岸さんが過去に出演した回が放送され、2000年放送では67歳で出演し、最愛の母の最期を看(み)取れなかった時のことを振り返った。

 岸さんは母が亡くなったときの感情を「悲しさを通り越して腹が立ってしまって」と明かす。「いつもうちの母は私を送り出すときに、『これが最後かもしれないわね。あなたが帰ってきたときは私いないかもしれないわね』なんて言っていたのね。そのときに限って、去年ですね。アフリカに送り出してくれるときに、それを言わなかったの。『元気で行ってらっしゃいね、待ってるわ』って。今回は気持ちのいい笑顔で送り出してくれたと思ったら、惠子があと2日で帰ってくるからと、亡くなる前の日に病院でリハビリを2倍やっちゃったんですって」という。

 続けて「私が母は100まで生きると勘違いしちゃって。3週間くらいいなくたって大丈夫だって。その年は1月ずつ、3回入院した。ずっとついていたの。もう自分にも母にも腹が立ってしまって、悲しみを通り越して」と話した。

 岸さんは、1957年に日仏合作映画「忘れえぬ慕情」の撮影がきっかけで出会ったフランス人監督のイヴ・シャンピ氏と結婚フランス人の映画監督で医師でもある11歳年上のシャンピ氏との結婚は、松竹の看板女優として人気絶頂の時だった。パリに移住したが、当時はまだ日本人が海外旅行をすることができない時代だったため、フランスへ移住する日本人は極めて異例で注目された。63年に長女の麻衣子さんを出産したが、75年に離婚した。

 最愛の母を亡くし、「私、お葬式に出したのも初めてで、何も知らなくて。霊きゅう車っていうのは喪主が乗るんですってね。『お乗りになられますか』と聞かれて、『乗りません』なんて言ってしまって」というエピソードも明かしていた。