東野圭吾さん遺作「永遠の記憶」“異例”発売2週間で相次ぐ重版 「ガリレオ」シリーズ最速40万部突破
文藝春秋は19日、7月23日に死去した東野圭吾さん(享年68)の人気ミステリー「ガリレオ」シリーズの最新作「永遠の記憶」について、さらに10万部の重版が決まったと発表した。5日の発売から相次ぐ重版で、累計発行部数は5刷43万部に到達。シリーズ単行本として史上最速となる40万部を突破した。
「永遠の記憶」は、天才物理学者・湯川学が難事件に挑む「ガリレオ」シリーズの最新長編。今回の10万部を含め、発売後の重版は計25万部となった。
累計43万部は、直木賞受賞作「容疑者Xの献身」の65万部に次ぐシリーズ単行本歴代2位の部数。文庫版を含む「ガリレオ」シリーズ全体の累計発行部数は1690万部に達した。
売れ行きは書店ランキングにも表れており、丸善ジュンク堂、未来屋書店、三省堂、紀伊國屋書店、くまざわ書店、有隣堂などの主要チェーンで総合1位を獲得。Amazonでも8月17〜18日の総合ランキングで1位となった。
「ガリレオ」シリーズは1996年に短編「燃える」が発表されてから今年で30周年。1998年に単行本「探偵ガリレオ」として刊行され、科学を駆使した独創的なトリックと湯川のキャラクターで人気を確立した。
2007年には福山雅治主演でフジテレビ系連続ドラマ化され、最高視聴率24.7%を記録。映画も「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」「沈黙のパレード」の3作品で累計興行収入112億円を突破するなど、映像作品でも大ヒットを記録している。
東野さんは2023年4月に著書100冊・国内累計発行部数1億部を突破。2025年に作家生活40周年を迎え、今年は「ガリレオ」誕生30周年という節目。文藝春秋は「最新作は、30周年の節目にふさわしい、シリーズ最高峰の謎をお届けします。進化し続ける『ガリレオ』を、お楽しみください」と呼びかけた。

