米国で強まるディアス、タッカーへの“風当たり”…約490億円を投じたのに「目を覆いたくなる防御率とWHIP」「安心感どころか、さらなる混乱」

本調子を取り戻せないディアスに批判の声が集まっている(C)Getty Images
ドジャースは、現地時間8月16日のブルワーズ戦に2-6で敗れ、本拠地での4連戦は1勝3敗と負け越しに終わった。これで8月はすでに4カードで負け越すなど、苦しい戦いが続いている。
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またブルワーズとのカードでは、今季加入のエドウィン・ディアス、カイル・タッカー、両選手のパフォーマンスが大きな不安要素としてクローズアップされた。
ディアスは4連戦初戦で最終回にマウンドに登るも3連打を浴びセーブに失敗。翌日も9回に登板、この日は結果的に無失点で締め括り今季7セーブ目を記録したものの、3四死球で二死満塁のピンチを招いており、2日連続でクローザーとして不安定な内容が続いた。
そしてタッカーは、ホームでの打撃不振が深刻化していることで、15日のゲームではスタメンから外れ、デーブ・ロバーツ監督は“調整日”を与えるという処置をとった。だが、翌16日にスタメン復帰を果たしたタッカーにヒットは出ず。ロイヤルズ3連戦、ブルワーズ4連戦と続いたホームゲームで6試合に出場したタッカーは計19打数無安打に終わっている。
昨オフの“大型補強”で加入の両選手がいずれも、期待に応えられていない成績であることは明白。米スポーツサイト『FANSIDED』は16日、ディアス、タッカーの現状を受け、「ドジャース、巨額投資でもワールドシリーズ制覇は保証されない現実を痛感」と銘打ったトピックを配信している。
同メディアは、多くのスター選手が揃うドジャースに昨季の補強でディアス、タッカーが加わったと振り返り、「2人が結んだ契約は、合計7年間で総額3億900万ドル(約490億円)に上る」などと指摘。
その上で、両者のプレー内容に言及しており、ディアスについては、今季序盤に受けた右肘遊離体除去手術から復帰後の印象として、「完全に調子を見失い、複数回のセーブ失敗を喫している」と強調。続けて、「現在の防御率10.66、WHIP 2.45という数字は、目を覆いたくなるようなものだ」と評している。
タッカーにも同メディアは苦言を並べる。ブルワーズとのカードを振り返り、「デーブ・ロバーツ監督は土曜日、タッカーが本拠地での打撃に苦しんでいることを指摘し、実際にスタメンから外した。平均年俸(AAV)で球界最高額を受け取っている選手としては、決して望ましい状況ではない」と説明。
他にも、「年間平均6000万ドルもの報酬を受け取りながら、打線の中では主役というよりも脇を固める存在にとどまっている。それどころか、そうした控えめな期待にさえ応えられていない」などと訴えている。
両者の働きが、それぞれへ支払われた金額に伴わないと繰り返す同メディアは、「総額3億900万ドルもの資金を投じれば、本来なら課題だったポジションへの不安は払拭されるはずだった。ところがドジャースが手にしたのは、安心感どころか、むしろさらなる混乱だった」と主張。さらに、ドジャースによる2人の獲得が、「結果的に、昨オフで屈指の失敗補強となる可能性も出てきている」などと論じている。
シーズン終盤を迎えても、ディアス、タッカーへの風当たりは強まるばかりだ。その声を封じるためには、勝利へ貢献する結果を残すしかない。

