初日に出場した桑木志帆【写真:柳田道斉】

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NEC軽井沢72ゴルフ初日

 国内女子ゴルフツアー・NEC軽井沢72ゴルフトーナメント初日が14日、長野・軽井沢72G北C(6590ヤード、パー72)で開催された。前々週の全英女子オープンを制し、日本人7人目(8度目)の海外メジャー優勝者となった桑木志帆(大和ハウス工業)にとっては凱旋試合。注目された中、4バーディー、3ボギーの1アンダーで60位と出遅れた。不振の要因は「緊張」と明かし、第2日での巻き返しを誓った。首位は61の11アンダーで大会レコードタイを記録した安田祐香(NEC)。2位に2打差をつけ、このまま悲願のホステスプロVを狙う。

 桑木は人知れず、ガチガチだった。ギャラリーから「おめでとう」「頑張って」の声を掛けられてのスタート。1番パー4の第1打は、フェアウェー中央をとらえたが第2打はグリーン手前のカラーへ。パターでのアプローチを寄せ切れず、残り1.2メートルのパーパットを右に外してしまった。

 3番パー3でも2メートルのパットを外してボギー。ギャラリーのため息が広がる中、桑木は心の中で「やべえ」とつぶやいていた。

「4ホールぐらい緊張していました。それがパットに出た感じです。今までの緊張とは全然違いました。体が固まっていた感じです」

 ハーフターンでは40分のブレイクがあったが、11番パー4でもボギー。だが、12番パー4で残り167ヤードの第2打をピン1.3メートルにつけてバーディー。ここから本来の力を発揮し始め、16番パー5、17番パー3でもスコアを伸ばした。

「最後の方はやっと自分らしいゴルフができてました。アンダーに戻せたのは良かったなと思います」

 この日のギャラリー数は2930人。2019年8月9日、渋野日向子が全英女子オープンを制した後の北海道meijiカップ初日の2921人とほぼ同じだった。当然、最も多くのギャラリーが桑木、河本結、菅楓華の組についた。

「(ギャラリーの様子は)あんまり見てなかったです(笑)。でも、イギリスよりは多かったです。(全英女王として)いいプレーを見せたい思いもありましたが、それどころじゃなかったです。体が疲れている感じもありました」

 疲れの理由は、帰国後の忙しさと練習のし過ぎだった。

「今週に入って雨に打たれていた中で練習したので、もう少し回復の時間がほしいなって感じです」

 全英女子オープンでプレーした地盤が固いリンクスと打って変わって、雨で柔らかくなったフェアウェーやグリーンにアジャストできない面もあったという。

「全然違いましたね。ダウンヒルでも戻ってくるぐらい(グリーンが)柔らかくて…」

 だが、調子自体が悪いわけではない。

「緊張しなかったら大丈夫だと思います。やっぱり、予選通過はしたいので前半から波に乗っていけるようなゴルフをしたいなと思います」

 第2日は午前8時10分、「裏街道」のインスタート。全英女王のプライドに懸けてここから巻き返していく。

(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)